「大腸憩室炎」でお悩みのお客さんが腸セラピーを受けられる理由
こんにちは。腸セラピスト&日本腸セラピー協会代表の加藤です。腸セラピー専門サロンを営んで、約10年になります。
ここ数年、「大腸憩室炎」(だいちょうけいしつえん)の症状でお悩みのお客さんが増えてきております。
あまり耳馴染みのない症状と思われるかもしれませんが、日本には10人に1人の割合でかかっているとされており、年々、増えてきている大腸の症状です。
そもそも大腸憩室炎とは?
大腸憩室炎は、大腸の壁に小さな袋状の突出部(憩室)が炎症を起こす状態を指します。これ自体は症状を引き起こさないことが多いのですが、この憩室が炎症を起こすと「大腸憩室炎」と呼ばれます。
どんな症状?
腹痛、特に左下腹部の痛み
発熱
下痢や便秘といった排便の変化
血便
どうやってわかるの?
上記の症状を感じた際、病院に行くと、血液検査、レントゲン(X線)検査、超音波検査、CT検査、内視鏡検査といった検査でわかることが多いようです。
どうやって治すの?
抗生物質や痛み止めなどが処方されるのですが、重度の場合は手術によって、その部分を除去するといった対応になります。
原因は?
食生活の乱れ: 食生活が乱れ、食物繊維が不足するなど、便が硬くなることによって、大腸がそれを押し出すためにより強く圧力をかけなければならなくなります。この過度の圧力が憩室の形成を促進し、既存の憩室に炎症を引き起こす可能性があります。
大腸内の圧力: 上述のように、便を押し出す際の大腸内の過度の圧力は、憩室の形成や炎症を引き起こす原因になります。
加齢: 年を取ると、大腸の壁が弱くなる可能性があります。これにより、憩室が形成されやすくなり、炎症を起こしやすくなります。
運動不足: 定期的な運動不足も憩室症のリスクを高めると考えられています。
遺伝: 家族歴や遺伝的要因も大腸憩室炎のリスクを高める可能性があります。
腸セラピーを受けられる理由
さて、ここからが本題なのですが、当サロンは腸セラピー専門サロン。医療機関ではありません。この「大腸憩室炎」の症状でお悩みの方が、症状の改善にまず最初にご来店されることはありません。
では、なぜ、大腸憩室炎でお悩みでご来店される方が増えているかというと、それは、再発予防のためです。
上記の原因をみていただいてもお分かりのように、食事や運動習慣など生活習慣の乱れによって、発生するのであれば、せっかく病院で治療したとしても、その土台である生活習慣を見直さないと再発してしまう可能性が高いからです。
といった目的でご来店される方が増えているんです。
健康の土台は生活習慣
大腸憩室炎でお悩みの方のお腹の特徴としては、小腸・大腸ともに硬くなっており、また下垂している傾向があります。(※特に大腸のS状結腸部分は硬い)
また、食生活としては、野菜不足もさることながら、小麦が中心の食生活になっている方が多く見られます。(※食パンが多い)同様に、運動習慣がなく、筋力が落ちてしまっている方が多く、特に骨盤底筋群といった腸を支える筋肉が弱ってしまっている傾向にあります。
大腸憩室炎の原因が遺伝と言われてしまうと、どうしようもないかと思われるかもしれませんが、腸をほぐして、日頃の生活習慣を整えることで、症状の再発を防ぐ可能性は高まります。
大腸憩室炎に限らず、症状や不調を未然に防ぎ、再発しない体づくりのためにも、土台である生活習慣の見直しからスタートしましょう。
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