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日報 2023.1.1-3

あけましておめでとうございます。noteではおひさしぶりです。日記を書きたいと思いながらなんだかブログがしっくりこなくて、またここで書きためてみることにしました。どうぞよろしく。

1月1日(日)
今年の年末年始は実家でゆっくりと。紅白の後半をちょっとだけ見て、ジャニーズカウントダウンで年越し。キラキラの若い子が眩しすぎて、おじさんが映ると安心する。そしてほどなく眠る。
「去年の振り返り」「今年の目標」などをあんまり頑張らなくなって何年くらい経ったかな。去年の続き、を、ちょびっと新しい気持ちでやっていこ。

1月2日(月)
父に借りた『岡井隆の短歌塾 入門編』を読む。昭和59年に刷られた本。大事なことが書いてある。短歌は読むのは楽しいけど、詠もうと思うとむつかしい。たぶんまだ何かがつかめてない。表現力や発想、切り口、いろいろあるけど、それ以前の話として。だから、とにかく入門書や歌集を読んでいる。父の付箋のメモを辿りながら読むのは、本を挟んで会話しているような気がした。

お正月の食事につかれてくる頃だよね、ということで夜はラーメン屋さんに。生姜たっぷりの味噌ラーメンがおいしい。そのまま車で近所の温泉へ。(年末に初めて行った温泉、我が家のブームになる予感!)みんなでほっかほかのまま、布団にイン。『千と千尋の神隠し』を見る。完璧な流れ。
わりと台詞を覚えていることに、姉が驚いていた。
ジブリは見るたびに視点が変わっているのに気づきやすい。そういえば父と母はこの映画があんまり好きじゃないそうだ。自分たちの身勝手でブタになり、子どもが異世界に投げ出され、大変な目に遭うのだから、複雑か。大人にはなったけど、親にはなっていないから、まだわからないこともある。
実際に行った温泉も「薬湯」が名物だったんだよ。

1月3日(火)
お正月の和食につかれてくる頃だよね、ということで家族でコメダ珈琲へ。サンドイッチやグラクロ(notグラコロ)を食べて新幹線で帰京。乗車率140%。ただいま、東京。

予約してたネイルサロンまでの時間、本屋さんをふらつく。ずっと読みたかった 谷川俊太郎×岡野大嗣×木下龍也『今日は誰にも愛されたかった』(ナナロク社)を購入。おもしろくてカフェで一気に読む。

谷川俊太郎さんはわたしがいちばん好きな詩人。
岡野大嗣さんはわたしがいちばん好きな歌人。
詩を、短歌を読むきっかけになった人。

巻末の岡野さんのエッセイ、「ここがどこかになる時間」を読んで、そら岡野さんの短歌、好きなはずだよ、と思う。まいったな。岡野さんの短歌を読むと「それ、知ってる」って思うことがたくさんある。「それ、知ってる。でもなんでわたしより知ってるの?」みたいな。すごいことだ。わたしも文章を書きたい、詩を書きたい、とくすぶり続けて、35歳で短歌を書きたいと思うようになった。どこに辿り着くかはわからないけど、ちょっとやってみようと思う。

ほうき星みたいに何も残さずに君の心をとおりすぎたい

うれちい