見出し画像

悔しくって、鼻がツンとする

今日も今日とて、家事代行のことを考える。
良くも悪くも、私は基本的に怠惰人間なので、好きあらば怠けてしまうから。窮地に追いやったところで、幸いにもどうにか生き転げてしまうあたり、まだまだ自分に厳しくなりきれていないのかもしれない。(多分、頑張りが結果として報われているのだろうけど、そこに奢ってはいけない)。

昨日よりも今日を、今日より明日を
私は有効に過ごせているのだろうか。

そんなことを思いながら、私はやっぱりこれからの家事代行の目指すべき指針に気づき始めていることを、昨日よりもより強く感じている。

誰に、どのようになって欲しいのか。
あくまでもこの仕事を始めた頃からの想いは、今も変わらず抱き続けているけれど、少しずつ、より多角的に物事を見れるようになったこともあり、その対象者が増えている。守りたいと思う人が増えている。そして皆を守るために、今の自分が至らないことを益々自覚している。だから悔しくって、今日も鼻がツンとする。


「悔しい」という感情を抱くからこそ、私の場合は何卒と行動に移すことができる。安泰を得られたらすぐに怠けてしまうし、自制できなくなる。すぐに怠惰な人間になる。この、程よくアドレナリンが出ている時が一番心地よく、活動的になれる。そんなタイミングが再び戻ってきてくれた気がする。

そのために、今まで付き合ってきた人や仕事を今一度見つめ直すタイミングがやってきている事も感じている。選定の時が近づいている。怖くとも、寂しくとも、これまでの自分を構築してきた要素と分かれる時がもうすぐやってくる。それを既に私は自覚している。

でも、それでも
誰かと話して、「頑張れ」と心から応援したくなる気持ちに駆られるからこそ、力になりたいとも思うし
相手のことを考えると鼻がツンとする気持ちになれるのは、そんな価値のある仕事と巡り会えたということが、他にない幸運であり、自分にしか見出せない可能性なんだろう。言いようもない情動に駆られるものと出会えたことは、私にとっても他に変えられない財産なんだろう。今はまだ私の体内でしか蠢いていないこの感覚を、より大きな波に変えられるように、見苦しくとも もがくしかない。

だから、もう一歩、あと一歩、昨日より今日、今日より明日の私たちが前進できているように、今この時を最大限につかうべきなのだとも思う。

もっと、みんなが自分に自信を持てるように。
もっと、みんなが自分を許せるように。
もっと、みんなが「助けて」と切り出せるように。

そのために、他の人よりも私が感じている可能性が家事代行にはあり、それを上手く他の人に伝えることが、今の自分にできる最大限のことであって、私たちにしかない“可能性”ってやつなんだろう。

きっとこれからも、「割りに合わないなぁ」って思いながら、ブツブツ言いながらも、誰かの人生を好転させるための何か力になることができたなら、誰かの選択肢を増やすきっかけになれたなら、「まぁ、いっか」と思えてしまうんだろうな、とそんなことを思いながら

家事代行の常識が、変わり始めていることを今まさに業界の最前線で感じているけれど、その先に私たちNPOとしての家事代行が目指すべき指針を掴み始めている今のこの感覚を
蔑ろにしてしまわぬように、今日も頑張ろう。


ここから先は

385字

サポートいただけるととっても嬉しいです! ますます家事代行NPOとnote更新頑張れます。