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新学期の魔物

季節の初めほどやる気に満ち溢れる時はないです。

私が中高生の時は、4月が来るたびに今年こそは勉強する習慣をつけるぞと意気込んでいたものです。

しかし、結末はいつも決まっています。

そう、もちろん勉強はしないわけです。

そのようなことの連続で第一志望の大学に落ち、現在に至るのです。

愚かな私は大学院生になっても同じ過ちを繰り返します。

修士一年の4月、私はまたまたやる気に満ち溢れていました。

博士を目指すものとして実験量を増やし、それだけでなくいろいろな知識を得よう、と。

愚かな私はこう考えました。

化学の勉強だけしているのではよくない。もっと他分野の勉強もしなければ。

そんなことを思い立ち、研究室の先輩と2人で統計の授業を受けることにしたのです。

そこから先は想像通り。

5月にもなると私のモチベーションはみるみるうちに低下し、授業を聞かなくなりました。

まあ、なんというか。歴史は繰り返すというか。人は変わらないというか。

ここだけの話、シンプルに難しいんですよね。統計って。

定義がよくわからないし、数式は訳わからないし。

そもそも、私は実験メインで数式は二の次で良いわけで…。

愚痴になってしまいました。

もちろん、愚かなのは私です。

授業を聞かない人間は後々になってピンチが訪れます。

そう、単位が取れないのです。

最終課題が出されたのが7月の末くらい。そして、提出期限は8月の末。

レポート提出だったのは不幸中の幸いでした。

もしテストだったらと思うと怖いです。

そんなわけで昨日になってやっと課題の問題を確認しました。

感想。日本語が読めない。

授業を全く聞かなかった私にとって課題の問題は新出単語のオンパレードでした。

昨日一日考えて全くわからなかったので、本日先輩に助けを求めました。

先輩は優秀で優しかったです。

授業をしっかり聞いていた先輩は不真面目な私に課題を教えてくれました。

本当に優しい。

感謝しても感謝しきれないです。

私も見習っていきたいと思う所存です。

新学期のモチベーションほど怖いものはないなと感じた出来事でした。

それでは

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