後期博士課程進学を決めました
10月のインターンを最後に私は就活をやめました。
やっぱり面白くない。
結局、私が見た業界は化学メーカーとITだけでしたが、どれもピンと来ませんでした。
メーカーに行っても研究職に配属されるかわからない。
研究職につけてもそれが基礎研究の可能性はとても低い。
ITは基本的に向いてなさそうでした。
なんとなくですが、リアルなモノを作っている感覚がなかったのです。
あと、それ私じゃなくてもできるくない?私じゃなくて良くない?
と、よく思っていました。
最終的に、どの企業に行くよりも今のテーマの方が面白いと強く感じました。
でも、すぐに教授にドクター進学を伝えたわけではありません。
伝えた、というか教授から進路を聞かれたのは3月の半ばでした。
いつまでも伝えにこない私に、教授からわざわざ尋ねに来てくれたのです。
こんな大切なことを自分から言い出せない私はダメですね笑。
教授は、私がドクターに進学することをなんとなく感じていたようでした。
では、なぜすぐにドクター進学を切り出せなかったのか。
正直に言うと、10月の段階では自信がなかったのです。
その時は何もデータがありませんでしたから笑。
その上、知識量や実験技量的にも今尊敬している博士課程の先輩と比べるとかなり差があることを感じていました。
でも、10月で就活をやめたのでそこから実験と勉強に全振りしました。
実験を回して論文を読んで、文献を読んで、先輩とディスカッションして。
そうしているうちに、少しずつ自信がついていきました。
より、今のテーマへの理解が深まりました。
テーマを進化させることができました。
実験データ的にはまだまだ不安が残りますが、方向性がついに定まったのです。
学会でも、他の講演者の発表が、去年と比べるとかなり理解できるのを感じました。
これなら行ける。
今の私はそう思っています。
化学はやはり面白いです。
自分だけの世界を創るために、実験を続けたいです。
わざわざ私に進路を訪ねてくれた優しい教授に感謝です。
今は学振を申請するための書類を作成中です。
多分通りませんが笑笑。
また、頑張っていこうと思います。
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