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日本在住女(28)がマルタの企業に転職する話(応募)

前回までで応募前のことを書いたので、今回は応募に向けての具体的な内容を記録します。



参考になる余談

本題に入る前に余談から入ってしまいすみません。
(多分わりと参考になる余談)

仕事探しをする中で自分が決めた条件を満たしそうな素敵な企業&ポジションを一社見つけたのですが、リロケーションパッケージについて明記がなく問い合わせることにしました。問い合わせ先を調べている時にLinkedinでその企業の日本人カスタマーサポートのマネージャーさんを発見して、これは色々聞けると思って直接メッセージを送った経緯があります。

そしてこの問い合わせに対応してくれたマネージャーさんこそ、私の未来の上司になる方でこちらの企業からオファーをいただき、今入社準備をしています。

なので一つアドバイスとして書いておきたいことが、自分が希望する会社(+ポジション)で働いている人を見つけたらガンガンコンタクト取って行くべきということです!返事のスピードや中身の内容、言葉遣いなどでも十分相手にリスペクトを持ってくれているかは見極められますし、将来上司や同僚になるかもしれない人と事前に知り合っておけることはリファレンスがモノを言う外資では武器になります。

以下、参考程度にメッセージを送る際に心がけたことやチャレンジしたことです!

・可能な限り自分の素性を伝える
・ポジションがオープンになった理由を聞く
・リファラルに名前を出していいか聞く
・コンタクト後、3日以内には応募する

▶︎可能な限り自分の素性を伝える

自分がメッセージをもらう立場だとして、
すいません。今オープンになってるポジションってリロケーションパッケージありますか?
だけだったら正直印象悪くないですか?
せっかくコンタクトがとれるので応援したいと思える人になった方が得に決まってる!なので、
私はこういうもので、今こういう経緯でマルタでの仕事を探しています。このポジションに興味があるけど応募前に確認したいことがあって連絡をさせていただきました〜〜〜みたいな感じで書き出しは始めました。

▶︎ポジションがオープンになった理由を聞く

個人的に確認しておきたかった+リロケーションパッケージだけじゃないぜ!しっかり御社のポジションに興味あるぜ!のアピールを兼ねて、パッケージについての質問への返答をいただいた後にお礼と合わせて聞きました。(ポジティブな理由でさらに志望度を高めてもらう展開になった。)

▶︎リファラルに名前を出していいか聞く

最初の質問の後に関心があったらここから応募してね!と言ってもらった先(公式HPの採用ページ)にリファラルの記入欄があったので、ダメ元で聞いてみました。今思うとなかなかリスキーなことをしたのですが、結果的にはオッケーをもらえて名前を出させてもらいました。

依頼をする時は、今までの対応のお礼と応募意思の表明と合わせて、差し支えなければリファラルにお名前を書いてもよろしいでしょうか?可能であればのお願いになりますので、もし現在の関係性でのリファラルは難しいなどございましたら気兼ねなくお申し付けください!みたいな感じで聞くのがいいと思います。

リファラルはその人の人柄をよく知っていて、企業に推薦しても大丈夫と思ってもらえたら出してOKが一般的だと思うので難しい前提でのお願いであることを一言添えるのが吉🙆‍♀️これまでの質問のやり取りなども関わってくると思うので、やっぱり丁寧な対応は必須だと思います。

▶︎コンタクト後、3日以内には応募する
実はこの時、まだCVに全く手をつけてなかったのですが()せっかくリファレンスの許可も貰った上に応募の意思表示もしたので失礼がないように3日以内に応募することを決めて準備に取り掛かりました!ポジションクローズも無きにしも非ずなので、早めに取りかかりましょう!

こんな感じのことを念頭にやりとりをしました。そしてマネージャーさんのあたたかい対応や言葉選び、お人柄と私へのリスペクトに心を打たれまくり、改めて第一志望の企業として応募をすることを決めました。(カスタマーサポートのお仕事してる方なのも対応の良さの一つの要因だと思うのですが、その後面接でお会いした時も本当に素敵な方だったのでメッセージの印象は良くも悪くも外れないと思います。)


応募準備

応募する企業について、私は上記の1社にまずチャレンジをすることに決めました。選考内容が読めないため同時進行で他社を進めることは控え、第一志望の会社にフォーカスして取り組みました。ここは人それぞれだと思うので、参考にしなくても大丈夫です。(求人は水物なので同時に応募していくのも大事な考え方!)

▶︎応募に際して必要なもの
・英文レジュメ(CV)
・カバーレター

▶︎作成に利用したサイト
・Canva
→CVやResumeと調べると素敵なテンプレートがたくさん出てきます!好きなのを選んで楽しく編集できるはず。記入内容もそのテンプレートに沿って埋めていけば大きな問題はないと思われます。

▶︎内容を書くときに注意したこと
カスタマーサポートの仕事だったので、職務内容はカスタマーサポートの経験を一番上に持ってきて目立つようにしました。幸い前職、現職含めてBtoCでお客さん対応をしていたのでカスタマーサポートという職種ではなかったけど、そういうことをメインにしてたよ!というニュアンスで書くようにしました。

▶︎簡潔に!
現職でよくCVを見るのですが、日本の職務経歴書とは異なり端的で完結です。職務内容、実績ともに箇条書きで書く形になります。要約に困ったらChatGPTに聞こう!

▶︎求人ページに記載する企業が求める人物像に近づける
どの求人にもどんな人を求めているかは必ず書いてあります。その要素を満たしているアピールとして求人票の中にある単語と同じものを使ってみたりしました。そのポジションに相応しい経験を積んでいますよ、ベストマッチですよ!のアピールを欠かさずに随所でしてました。

▶︎カバーレターで志望動機爆アピ
あなたの会社のそのポジションにこういう理由で興味があります!そしてそのポジションに私はぴったりです!こんな経験してきたんで絶対マッチします!というのを熱量マックスで伝えます。ChatGPTの力も借りました。

書類自体は、日本語レジュメの用意があったのでそれの英語訳と要約で1日かからずに終わりました。時短のためにも使えるテクノロジーは使いましょう!


応募する

ここまで来たら後は企業ページで応募をするのみです!ここで私の中で戸惑うことが一点ありました。

希望年収についてです。

その時はすっかり忘れていて記入時にハッとなりました…これが意外と匙加減が難しい…まず大前提として、マルタは平均年収が日本より低いので現年収をユーロに置き換えた金額で出すのはリスキーだと思い、とりあえずひたすらカスタマーサポートの相場を調べました。

どうやらマルタでカスタマーサポートをする場合の相場は、2023年9月当時 €24,000/年ぐらいなようだったので、経験も加味して結局 more than €25,000(negotiable)で提出しました。とりあえずnegotiableつけとけばどうにでもなると思ってる。

それをクリアしたら必要書類を添付してアプライ完了です!!第一歩を踏み出せたことを褒め称えましょう!!


結びに、参考にならない余談

※マジで余談

私の応募した企業は日本人のカスタマーサポートを3カ国で募集してたんですが、自動返信メールに私が希望していたマルタの名前はなく、

Thanks for applying to (マルタじゃない国名)!

と書かれていためちゃくちゃ焦りました。添付書類とかはちゃんとチェックした記憶があったのですが、アプライ先をミスることはないと思い込んでたので慌てて再度採用サイトにアクセスして、自由記入ができた給与欄に間違えて違う国のやつ応募しちゃったかも…こっちが正しいです!と丁寧に謝罪をして、国名を5、6回確認後、再度アプライ。

そして自動返信メールに来たのは、

Thanks for applying to (マルタじゃない国名)!

どうやら私は間違っておらず、自動送信の固定文面ミスのようでした😂マジマルタ✌️を感じた瞬間でしたがこれは序章にすぎず、この後も様々なマジマルタ✌️が日本人に襲いかかります。


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