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メンバーと運営者。ライフとワーク。すべてが融け合うコワーキングスペース

野村不動産の社内起業で共創ライフ型コワーキングスペース『TOMORE zero(トモアゼロ)』を手がける黒田翔太さんをお迎えしてPodcastでインタビューさせていただきました。この記事はその書き起こしです。コミュニティ運営のヒントがつまったインタビューをぜひご覧ください!




AIによるインタビュー内容まとめ

野村不動産の社内起業で『TOMORE zero』を立ち上げた黒田翔太さんに、その特徴やコミュニティの運営方法などについてお話を伺いました。

翔太さんは会社の中で新しいチャレンジが生まれるよう、自ら事業立ち上げに尽力されたそうです。TOMOREはコワーキングスペースでありながら、ビジネスとプライベートが融合した「ライフスタイルコミュニティ」を目指しています。運営とメンバーの垣根が低く、お互いがコミュニティの一員として繋がり合っている点も印象的でした。

TOMOREには様々なバックグラウンドを持つメンバーが集まり、互いの活動を応援し合うような関係性が生まれているとのこと。年齢や肩書に関係なくフラットに繋がれる場を作ることで、新しい挑戦の一歩を踏み出しやすい環境になっているようです。

今後は住まいとコミュニティが一体となったような新しい価値を提供していきたいと翔太さんは話してくださいました。ワークスタイルとライフスタイルがますます融合していく中で、TOMOREがどのような世界を作り上げていくのか、これからの展開に期待が高まる対談となりました。

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左:黒田悠介 右:黒田翔太さん


AIによるインタビュー書き起こし

黒田悠介(以下、悠介):今回は野村不動産の社内起業で『TOMORE zero(以下TOMORE)』を手掛けてらっしゃる黒田翔太さんにお越しいただきました。今日はよろしくお願いします。

黒田翔太(以下、翔太):よろしくお願いします。

悠介:元々は2021年ぐらいに、私が本を出したちょっと後ですけど、その辺りで翔太さんが『ライフピボット』を買っていただいたことをツイートしたところに、私が絡んでいったんですよね。覚えてらっしゃいますか。

翔太:はい。おっしゃる通りで、まだまだ僕はコミュニティ不勉強なところだったので、色々知見を伺えたらなっていうことで、悠介さんの書籍購入させていただいたのがきっかけだったと思ってます。

悠介:そのご縁があった後に、翔太さんの方で、オープン前のTOMOREに確か呼んでいただいて、日本橋の辺りだったと思うんです。素敵な空間で、壁にアートもあったりとか、ここで面白いことが始まりそうだなっていう期待感がすごくある、そんな場だなと思っておりました。オープンしてからもう2、3年って感じですかね。

翔太:そうですね。今、2年半ちょうど経ったって感じですね。

悠介:TOMOREのことですとか、あとは翔太さんのことについてまだ知らない方もいらっしゃるかなと思うので、軽く自己紹介をお伺いしてもよろしいでしょうか。

翔太:はい。今、野村不動産という総合不動産デベロッパーに勤めてます、黒田翔太と申します。よろしくお願いします。私自身はですね、新卒で今の会社に入りまして、当初10年間ぐらいは全然こういった不動産自体の開発とかコミュニティ領域に全くタッチしないキャリアでして。不動産の金融事業ですね、投資家から出資をいただいて、不動産投資をしてリターンを返していくような、かなり金融寄りの事業をバックグラウンドにして積んできてたんですけれども。

そんな中で、会社の労働組合の委員長をするタイミングがありまして。その時にすごく会社をもっとイノベーティブに、どんどん新しいチャレンジが現場から生まれていくような会社にしていきたいなっていう風に思った中で、会社とも色々話をして、自分自身も今までのキャリアとはまた違って、自分で責任を持って新しい価値を不動産を通して社会に届けていきたいなっていうことを思ったところが、今の TOMORE っていう事業を始めたきっかけになってます。

悠介:ちなみに、いろんな企業さんで新規事業の立ち上げる制度があったりとか、年に1回プランを集めて、審査してお金出しますみたいな会社さんもありますけど、野村不動産でもそういった感じで始まったんですか?

翔太:一応プログラムとしては我々の会社もありまして。ただ、事業化までいった案件っていうのが、それまでなくて。なので、その中で私含めて今3人でこの事業を立ち上げてきてるんですけれども、1つ1つゲートを突破していきながら、誰も通ったことのない道をこじ開けながら進んでいったっていう感じですね。経営レイヤーの方々と色々とディスカッションしながら積み上げていって、事業化というところまでこぎつけた案件になってます。

悠介:すごい。そこをやり抜いたわけですね。外部に伝えるときにはコワーキングスペースですっていう形になるのかな思うんですけど、多分その一言で片付けられない部分があるなと思っていて。どういったものなのかお伺いしていきたいんですが、ちょっとその前に、立ち上げの苦労とかたあったんじゃないかなと思っていて。できるまでとか、オープンするまでのおっきな苦労というか、翔太さん的に乗り越えたものとかってなんかあったりするんですか。

翔太:そうですね。やっぱり結局、事業を作っていく中で、もちろんこういった方々に新しい価値を届けたいなっていう事業作り込みをやってきたんです。それを私自身はすごく、今所属してる野村不動産っていう会社が、自分の挑戦とかをすごく背中を押してくれる会社だとおもっていて。

やれるんだったら会社の中でやるっていうのを1つポイントに置いてたんですけども、どれだけいい事業だったとしても、やっぱり会社としてコミットして、野村不動産としてやるっていうところの意思決定を取りに行く、経営のレイヤーの意思決定をしっかり取っていく作業っていうのは、結構、事業の良し悪しとまた違う軸足で活動する必要があるところだったなとは思っていて。何度も何度も時間をいただいて議論をさせていただきながら、一歩一歩積み重ねていきましたね。

悠介:そしてめでたく、2021年の10月でしたでしょうか。それぐらいにオープンしましたよね。

翔太:はい。ちょうどその頃で、コロナ真っただ中の。

悠介:逆風の中のオープンだ。苦境からのスタートみたいなところもあったかもしれないですが、そこから2年半ほど経つ中で、今はどういう状況になってきたのでしょうか。

翔太:私自身もコミュニティの立ち上げというか運営って、それまでやってきてなかったので、色々本当試行錯誤、模索しながら、ただ、やりたいことは全て色々やってみて、回しながらやってきた事業にはなるんですけども。実際のコワーキングスペースのオープン自体は2021年の秋口なんですけど、そこをオープンするまでに準備期間で半年ぐらいあったんですね、立ち上げ準備として。

で、その間に、先にオンラインコミュニティだけを立ち上げたんです。なかなか難しかったなっていうのは個人的には思っていて。

悠介:なるほど。コワーキングスペースでオンラインを先に始めるって、私あんまり聞いたことないですね。大体、場ができて人が集まってきたらコミュニティやるかって感じになっていくんですけど、先にオンラインが先にあったんですね。

翔太:オンラインコミュニティ運営する上での難しさであるとか、オフラインコミュニティ作る上での難しさとか、先に混ざっちゃうと、難しさがわからないなと思ったので、まずはオンラインだけ始めてみました。オンラインって本当ある程度コンテンツ力がないと、設計って難しいのかなと個人的には思っていて。実際にリアルな場所がオープンして、今は本当にいろんな方に、TOMORE っていうコミュニティ自体をすごく気に入っていただいていて。オフラインで関係構築ができてきているので、今、Slackでオンライン上のコミュニティ運営もしてるんですけれども、そこもすごくアクティブに動いていただけてるなっていう感じではありますね。

悠介:最初はオンラインだけだったところからリアルが始まって、ハイブリッド型として今は運営されてるっていうことですね。

そのオンラインだけの人とかリアルだけの人とかって、こう、分離してしまう可能性もあるなと思ったんですけど、そこが分離せずに、解け合ってる状況を作るために、工夫されてることとか、リアルとオンラインが行き来するような感覚って、どんな風に生み出してるのかなってのが興味あります。

翔太:基本的には、オンラインだけの会員の方って募ってなくてですね、今の日本橋人形町のコワーキングスペースを利用いただける方のオンライン交流スペースっていう形で運営をさせていただいています。オンラインとオフラインでの交流というか、コミュニケーションが分断しないようにしています。

悠介:なるほどですね。そうやってリアルを基軸にしながらオンラインを持つことで、やってよかったなっていうこととか、効果って現れてたりするんですか。リアルだけとの違いというか。

翔太:やっぱりですね、我々の場所で言うと、本当、日々、毎日来られる方もいらっしゃいますし、プランによっては月何回までみたいな上限数を設けさせていただいて、そんな毎日来るわけではない方とか、その使い方が人によって用途が違うところはあるので、オフラインで絶対会えるわけではない。結構そこって偶発的だったりもして。

そういう意味で、オンライン上でのコミュニティを作ってことで、たまにしか会えない方とのコミュニケーションをオンラインで取れる。で、例えばですけど、何か企画をした時にオフラインの掲示板だけでこういうのやりますってやっても伝わらないところを、オンライン上で広く認知していただいて、呼びかけて、かつそれに対してしっかり皆さんリアクションして、双方向的にやれています。

ちょっと相談したいこととかをオンラインコミュニティの方にポンと投げかけたら、すごく心理的安全性が高いコミュニティになってるので、誰かしら答えてくれたり、例えばこの人だったら知ってるかもっていうので繋いでくれたりとか、そういう動きが出てきますね。

悠介:面白いですね。リアルで生まれた信頼関係がオンラインに波及していくこともありそうですし、オンラインで生まれた、きっかけがリアルで実を結ぶみたいなことも両方起きてるわけですね。

翔太:おっしゃる通りですね。

悠介:コミュニティの形って色々あると思っているんですが、TOMOREがどういう形になってるんでしょうか?運営されてる翔太さんたちとメンバーの皆さんが密に繋がっているのももちろんあると思うんですけども、メンバー同士の繋がりとか、コラボレーションみたいなところも起きてたりするのか。そのあたり興味があります。

翔太:一般のコワーキングスペースの幅とちょっとまた違うかなと思っていて。1番の特徴はですね、我々のコワーキングスペースって、ビジネスを作るための場ではないんですよ。いわゆるオープンイノベーションとか、ただ働くだけの箱でもないし、オープンイノベーションというか、ビジネスを作ることを最大プライオリティーの場所にしてるわけではなくて。もっとプライベートとビジネスが行き来するような場所、プライベートとビジネスの境目がない空間にしてるんですね。

悠介:じゃあ会社の看板背負ってどこどこ会社の誰々です。みたいな感じっていうよりは、もう少し素の自分というか、その人らしくいてくださってる感じなんでしょうか。

翔太:おっしゃる通りで、分かりやすい感じで言うと、空間のデザインとかもすごく家のリビングに近いような空間設計をしていて、スーツで行くにはちょっと場違いだな、みたいな空間ですね。で、名刺交換するのもちょっと場違いだなみたいな空間になってはいます。

人と人を繋ぐような接着剤のスタッフがいるんですけども、そういう方、そういう人材をベースに、この人はここの会社のこういう人ですみたいな紹介っていうよりは、その人の人となりと活動とかを、セットで紹介するっていう形です。で、あとから、そんなとこで働いてたんですかっていうのを後から知るっていう形です。

悠介:お互いの意志とかやりたいことが重なるんだったら一緒にやっちゃいましょうみたいな、そういう、いい意味でのノリというか、繋がり方がありそうですね。

翔太:そうですね。なので年齢や肩書きも関係なく、ものすごくフラットなコミュニティの関係が築けてきてるかなっていう風には思ってます。

悠介:絶妙な感じですね。匿名にしてしまうと、匿名の方が気軽に話せたりするけど、リアルな繋がりに繋がりにくかったりする。逆に肩書きとかを表現しすぎちゃうと、かえって肩書きに縛られた繋がりしか生まれなかったりする。

匿名化するのも実名化しすぎるのもなんか難しいなと思ってたんですけど、ちょうどいい、その間を狙った感じがするというか。私あまり聞いたことないんで、面白いデザインだなと今ちょっと感動しております。サイトにも書いてたライフスタイルコミュニティっていうのがそのコンセプトなんですかね。

翔太:おっしゃる通りですね。もう本当、私自身は働く場を提供したいわけじゃなくて、ライフスタイル自体を変えていきたいなっていう風に思っていて。そこはもうワークライフミックスした空間でありコミュニティっていうところを目指しているので。ビジネスをするための場になると、自分のやってることを押し付けていくような営業の場であったりとか、この人は自分にとって得か得じゃないかみたいな判断軸で繋がりを作っていくんじゃないかなって個人的には思っていて。

誰でも受け入れるけど、いわゆるこの会社の人だったら誰でも使えるよみたいな形にはしてなくて、コミュニティのメンバーシップに入ってるか入ってないかでその場を使えるかどうかっていうのをある程度式を引いているので、そこに来る方は結局何かしらそういう誰かとの繋がりであるとか、自分たちのすでにやってる活動とかのが広がればなとか、そういう思いを持って来てくれてはいるものの、ビジネスに繋がるか繋がるかっていうのはその先の話かなと思っていて。もう少し持続的な繋がりを作れる場を目指して運営はしていますね。

悠介:そういうコンセプトに共感して集まる人って、何かしら自分でユニークなことされていたりとか、そもそも人としてユニークだったりするケースも多いのかなと思うんですが、こんな人来て面白かったみたいな方っていらっしゃいますか?

翔太:来られてる方って半分ぐらいが会社員の方で、半分がフリーランスとか起業されてる方で、皆さん個人で契約いただいてるんですね。会社員の方は、ほぼ全員がですね、副業活動何かされてらっしゃったりとか、会社の中でも新しい事業の立ち上げとかをやられてるような方々です。結局、その中で、自分のよりアンテナを広げたいとか、視野を広げたいとかっていう思いでこの場に来てくれていらっしゃるんですけども、本当いろんな方いらっしゃってですね。

悠介:結構クリエイティブな方とかもいらっしゃいそうですね。

翔太:そうですね。いろんな方のいろんな働き方があるんだなっていうことを知れるっていうところがすごく大きくて。例えばですけど、元々高級時計の販売をずっと会社員としてやっていた方で、趣味で元々ずっとカメラが好きでやってたんですけど。別にそれを外で自分が趣味のカメラを何かアピールするような場がなかったんですけど、このTOMOREで周りのメンバーの方に背中を押されて、カメラの活動をやっていたら、それがもうその方の新しい活動になって、気づいたら仕事になってて。都内の議員の方の選挙の写真撮ったりとかっていう話に広がっていたり。

直近だと20代の方で、ちょうど去年の秋とかに独立されて、いま新しいプロテインを作ってる方がいらっしゃって。これまでのプロテインよりも洗練された、日本人に足りないミネラルを沖縄のサンゴ礁から取り込んで、沖縄のフルーツを使って作った新しいプロテイン。その売り上げのいくらかをサンゴの保全団体の活動に寄付するっていうサーキュレーションの事業を立ち上げて、クラウドファンディングを昨年やられて。TOMOREのメンバーがもうみんな一斉にクラウドファンディングも応援していたりとか、そういうみんなの活動をすごくそれぞれが応援し合うコミュニティになってるなっていうところが特徴なのかなっていう風には思ってたりしますね。

悠介:面白いですね。皆さん何かしらやってるからこそ、自分が応援された時の気持ちがすごくわかると思うので、頑張ってる人に対して私も応援しようっていう、Giverの精神というか、そのあたりが出てきやすいコミュニティなのかもしれないですね。

翔太:それはおっしゃる通りだと思います。

悠介:そういう面白い方がたくさんいらっしゃる中で、コミュニティマネージャーの方の動きも結構重要だなと。

翔太:先ほどの通り、ビジネスライクな空間にしたくなかったんですよ。で、空間のデザイン自体もオフィスコワーキングって言っときながら、全然オフィス空間のデザインではないようにあえてつくっています。働くための機能性とかはもちろんしっかり備わってるんですけれども、そこは意識したりしていて、ここで行われるコミュニケーションっていうのも、そんな固すぎるとか、なんかか肩肘張ったコミュニケーションが生まれないような運営にしたいなっていうのが大前提にあってですね。

だから、コミュニティを利用いただいてるメンバーの方から、いわゆる運営っていうサービス提供する側と顧客みたいな立場の切り分けをしたくなかったんですね。あくまでお互いにコミュニティの一員で、一応運営の立場ですみたいな、そういう位置付けの役割を担ってもらっています。メンバーの方とほぼ友人みたいな関係構築になってるっていうところがTOMOREの特徴なのかなっていう風には思ってますね。

悠介:そこもまたユニークですね。一般的には運営者とメンバーが分かれていて、ヒアリングをしながらコミュニティを盛り上げていく。これが1番いいやり方なのかなと思ってたんですけど。今のTOMOREでの話を聞いてみると、めちゃめちゃ一体化してるというか。スタッフの方もなんらか自分のやりたいこと持ってその場にいるみたいな感じなんですよね。そうじゃないと融け合わなさそうな気がして。

翔太:そうですね。やっぱりこういうコミュニティというか、人と繋がっていくこと自体をすごく好きでやってくれてる方だなっていうところがまず大前提かなと。人が好きな方っていうところだとは思うんですけれども。で、そういった方々と繋がって、新しい世界を知ることをやっぱり好きでやってくれてるのかなっていうのが大前提になりますね。

悠介:うん、確かに。そうじゃないと、いろんな方がいる中で、それを繋いでみようとか、応援してみようみたいなところに、繋がらなさそうですし。その辺りがちゃんと内側にある方たちなんですね。

翔太:悠介さんがおっしゃった通り、ヒアリングとかももちろんメンバーの方にはするんですけども、個別に1人1人聞いていくっていうよりは、仕事終わりでちょっと一息抜いて何人か集まったタイミングで、ちょっとこれ今運営悩んでんだけどどうですか?みたいな感じで、どういうことやろうか、どうややったらいいかな、みたいな、フラットに聞いてみる感じのコミュニケーションですね。

悠介:じゃあこう、制度としてこういうことやってますとか、ノルマでやってますみたいな感覚じゃないんですね。

翔太:日々の生活の流れの中で聞いてくれてるっていう感じかなと思いますね。

悠介:なるほどですね。いろんなものが融合してるコミュニティだなと思いますね。オンラインとオフラインが融合してますし。ワークスタイルとライフスタイルが融合してたりもしますし。コミュニティーを運営してる側の人たちとメンバーの皆さんも、解け合って一体化してる感じがする。

グラデーションというか、パキッと割れていない感じ。そこが特徴なのかなという風に感じます。非常にユニークだなと思いました。

翔太:ありがとうございます。

悠介:最後の質問になっちゃうかもしれないですが、翔太さんが今後TOMOREを通じてやりたいこととか、今企んでらっしゃることとか、そのあたり聞いてみたいですね。

翔太:今はですね、『TOMORE zero』っていう形で、1の手前の0っていう拠点なんです。

悠介:いまは検証期間っていうことですね。

翔太:そうです。僕たちが今作っていきたい世界観の実証といいますか、価値があると思ってやってきたものが、皆さんにとっても価値あるものなのかみたいなところを確認する場所であり、実際本当に多くの方に気に入っていただいて成果が出てきたなと。コロナの時、苦しい時代はすごくもちろんあるんですけども、そういうステージになってきてまして。

働く場、コワーキングスペースだけではなくて、もう住まいと一体型のライフスタイルとコミュニティーの提供をしていきたいと思っていまして。野村不動産っていう、不動産デベロッパーの会社にいますが、世の中になかなかそういう住みながら体験できる価値っていう商品がなかなかない。特にこれからの世代の暮らしとか、これだけワークスタイルとライフスタイルが多様化している中で、いろんな方々と出会えて、自分の価値観が広がって、最初の挑戦の1歩を踏み出しやすくなるような世界を作っていきたいなって思っていてですね。建物とコミュニティをセットで今まさに作ってるという状況になってます。

悠介:今まで以上にワークスタイルとライフスタイルの融合が進む形になっていくわけですね。

翔太:そうですね。

悠介:職住近接どころじゃないというか。

翔太:そうですね。自分の距離感と自分のタイミングに応じて出入りできるようなコミュニティの作り方をしていきたいなと思っていて。強制力のあるコミュニティってなかなか広がりが難しかったりもすると思うので、そこはうまく作り込んでいけたらなと思ってます。

悠介:いつ頃になりそうなのかはまだ決まってないかもしれないですけど、目論見としてはいつ頃になりそうなんですか?

翔太:なんとか今年中にこういう事業がスタートしますっていうことを宣言できるんじゃないかなと。

悠介:ありがとうございます。もうめちゃめちゃ楽しみにしてますし、その時はまたちょっとお話聞かせていただけたらと思います。

翔太:ぜひよろしくお願いします。

悠介:最後にリスナーの皆さんに伝えておきたいことはありますか?

翔太:TOMOREのことをホームページでも見ていただくだけでも一定程度伝わるとは思うんですけど、やっぱり現場で感じていただくオフラインの体験っていうのはすごく大きいかなと思ってますので、ぜひ一度、日本橋の人形町の拠点にですね、お越しいただけると、私としてはありがたいですね。その後もTOMOREっていうものをウォッチしていただけると、次の展開が見えてくるかなと思いますので、ぜひ注目いただけると嬉しいなと思います。

悠介:ありがとうございます。ぜひ皆さん、訪れる時は、コミューンコミュニティラボのPodcastを聴いてきました、みたいな感じで言っていただけたらと思います。今後の動きに期待しつつ、またご一緒できることが見つかればなというふうに思っております。翔太さん、今日はお越しいただいてどうもありがとうございました。

翔太:こちらこそありがとうございました。



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