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村上隆 もののけ 京都
「村上隆の五百羅漢図展」(2015年)よりはこぢんまりとした印象。
よく知られている日本画のテーマやモチーフをスーパーフラットに解釈した作品群と、村上隆によく登場するキャラクターの現在形が展示されていた。そういう意味では、新作ではあるものの、どこかで観たことのある作品、ということになる。
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これが現在の村上隆なのかもしれない。
つまり、ウォーホルは大衆文化のアイコンを大量に複製することでアートにしたが、村上隆は自身の作品やキャラクターを大量生産することで大衆文化に浸透させているのではないか。
ルイ・ヴィトンのお花の親子であるとか、最近ではNewJeansとのコラボレーションがあり、いろいろな場所で彼の作り出したキャラクターを目にするようになった。
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展覧会に話を戻すと、前述のように「元ネタがあって、それを村上隆風に作り直す」というコンセプトが明確なので、「モダンアート」というものがわかりやすく提示されていると思う。
今回なら、京都という土地にゆかりのある作品をチョイスして解釈するところがセンスであり、クライアントがお金を払うところだ。たとえば「風神雷神図」をゆるキャラ風にした作品が面白いと思えば高い値段がつく。そういう意味では一般にモダンアートを広めるいい機会なのではないかと思う。
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