2021年9月1日の朝日新聞より

鷲田清一「折々のことば」

内線に「今は現場」とモーターの音にかぶせて叫んで返す 奥村知世

〈自分がまぎれもなく肉体をもってそこにある現場と、そこで動き、ときに首を傾げ、戸惑いもする自分を詠んだ歌集『工場』〉この鷲田の評はいいなあ。この歌集読みたい、と思わせる。

 「現場」ってちょっといいキーワードになりそう。『短歌研究』2020年3月号の「わが本職を歌う」の作品を読んだ時も強い歌だなあと思った。読まねば…。

2021.9.1.Twitterより編集再掲