『うた新聞』2019年11月号

①藤原龍一郎『日本歌人クラブ創立70周年記念誌』をめぐって 〈割り振られた五年分の時代に短歌の世界で何が起こっていたのかを調べて、検証して、さらに原稿に書くのは生半可のことではない。〉こうした記録・資料作りのおかげで評論が書けるのだと思う。

島田暉「忘れないために」〈空爆を指揮せしルメイ大将に勲章与ふ戦後日本は〉 事実をそのまま詠った歌だけど、事実ゆえの重みで読ませる。過去を忘れないための歌ではなく、国民性の一面を忘れないための歌。

2019.11.17.Twitterより編集再掲