見出し画像

もったいないばあさんのてんごくとじごくのはなし

こんにちは。ちづです。 図書館好き、絵本好きな2児の母。息子の小学校入学とともに小学校のよみきかせボランティアに参加しています。読んだ本とこどもたちの反応についてまとめていきます。 PTA役員になって、よみきかせをしなくてはならない。何読んだらいい? とお悩みの方の力になれれば幸いです。

久しぶりに息子のクラスへ

私が読み聞かせをしている小学校では、読み聞かせの出欠に加えて読み聞かせをするクラスの希望をとっています。
都合の良い日と要望(このクラスに行きたい!この学年がいい!低学年希望など)を加味して、担当の先生がシフトを割り振ってくださいます。

活動を始めた息子1年生の頃は息子のクラスで読みたい。息子の学年がいい。という思いがありました。息子やお友達の学校での様子が見たかったからです。息子が3年生になった今、希望は出していません。
息子に私以外の方の読み聞かせを聞いてほしいという思いもありますし、
家でも顔を合わせるのに、学校でまで会わなくていいというお互いの本音もあります(笑)

希望はしていないのですが、年に1回くらい先生の配慮で息子のクラスに行くことなります。
息子は自分が読んだことのない本を読んでほしいという希望があるので、今まで読んだことのない本を選びました。

今回読んだ絵本

もったいないばあさんのてんごくとじごくのはなし
作者:真珠まりこ
出版社:講談社
本のサイズ:31㎝ × 22cm
絵が大きくはっきり書かれているので、見やすい本です。
簡単なことばで書かれていて、内容は大人もへぇ!と思えるような本なので1年生から6年生まで広く使えると思います。
ページ数は32ページありますが、文字が少ないので5分もあれば読み切れます。今回の読み聞かせでは、本を読む前後に少し小話や先生のコメントを挟んでも10分までに収まりました。

この本を選んだ理由

天国と地獄、みなさんはどんなイメージがありますか?
死んだことがないのでわかりませんが、わたしはこの絵本の題材となっている天国と地獄は実はおなじところ…思いやりの心をもてばそこは天国よというメッセージがとても気に入っています。
ちょうど息子の家庭での自分勝手な様子が気になっていたので、思いやりについて考えるきっかけになってくれればとも思いこの本を選びました。
4歳ごろから~とされている本で、保育園でも「もったいないばあさんシリーズ」は読み聞かせされています。こどもたちになじみがあるキャラクターと自分が伝えたい内容の本、今後も読み聞かせのレパートリーとして持っておきたい絵本となりました。

こどもたちの反応

「天国と地獄ってどんなところだと思う?」
本を読む前にこどもたちに聞いてみました。
また、この絵本がすべてではなく、いろんなとらえ方があることも事前に伝えてから読み始めました。
よみきかせ中は、なるほど!というような表情が見られたように思います。
読み終わって、どう?と聞いてみると想定外に「地獄も楽しそうだよ~!」という小3男の子らしい感想も聞かれました。
家に帰ってから息子にも感想を聞くと、「自分しだいなんだね。自分はどっちだろうなーと思って聞いていたよ」とこちらも想定外。思ったより深く思いを巡らせていたようです。
これをきっかけに、息子の行動がガラッと変わるなんてことはもちろんありませんが、こどもたちにとって「思いやり」のイメージが少しでも伝わっていたらいいなと思います。


読みログ:2024.7.3 (3-1)



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?