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スペースを残す大切さ 片づけの場合

片づけした、断捨離した、という方も多いと思う。私も片づけをしていて、その時に「スペースを残す」大事さに気付いた。


どこにも行けないGWや通勤がなくなってできた時間で、片づけを始めた。まだまだ終わっていないけれど、毎日一つずつくらい棚を片付けている。正確に言うと一段ずつくらいという遅々たる歩みだけど、確実に使いやすくなってきていてうれしい。

そこで気が付いたことがある。片づけって、いつも「途中」なんだということ。

私の片付けの道のりから書いていくと。

うちは10年前に引っ越してきた。小さくて狭いわりに収納の多い家にしたのだけど、これは楽だけど、大変になった。

なんでも押し込んでしまうから。つい場所があるだけ入れてしまうから。

それぞれは大きくはないけれど、シュークローゼットや階段下収納、キッチンパントリー、ウォークインクローゼット。名前は立派だが、要はあちこちに棚をいっぱい作ったわけ。

そこに10年かけていろいろなものを押し込んでいっていた。特に子供の成長期だったので、洋服、おもちゃやスポーツ道具やかるたや絵本や…愛用したもの、全く使わなかったもの。これはまだたまっている。トホホ。

おいおい差し上げたり、寄付する予定。

でもまずは自分の服から整理していく。着ない服、すり切れかかったパンツ、伸びたTシャツ…。古い下着や山のような靴下。

45リットルのごみ袋いっぱいになって、「古布」の資源ごみとして捨てた(でもそれまでにも捨てていたから、実際はもっとあった)。

ハンガーラックは結構いっぱいで改善の余地あり。でも引き出しには少し余裕ができた。この時はほっとした、という感じ。

次にキッチン。

うちは夫婦で料理好きなのに整理下手なので、カオスと化していた。

スパイス類、缶詰、保存食、製菓用品、ギフト用のパッケージ類、紙ナプキン、お弁当グッズ、保存容器にガラスの空き瓶などなど…。

棚から出したときは床が埋まって、夫はあきれていた。あなたが主に使う物も結構あるんだけど…。

かなり整理して、特にパッケージ類やガラス瓶、紙皿や紙コップを大幅に整理。すっきりしてきたが、収納がぴったりしない。

棚の奥行きが深くて、手前が余る。もったいない気がした。

今回は新しい収納グッズは100円ショップのプラスチックバスケットを二つ買っただけ。あとはあるもので済ませていた。

そこで奥行きのある収納を検索した。サイズのぴったり合うものは見つかった。でも結局買わなかった。

手前以外にも、ちょっと余地があって、スペースができた。

これがいいなと気がついたのだ。

料理を作りながら出すときに、ちょっと片手で持っているものを置けるスペースがある。

ずらしながら奥を見るとき、ずらせるスペースがある。

何よりも新しいものが入るスペースがある。


またすぐに買おうというわけではない。

でも新しいものが必要になることはある。年齢とともに必要なものは変わっていく。すぐに買わなければいけないものが出てくる可能性もある。

その時にスペースがあるということは、とても大事だ。

7,8年前にも文房具や薬や雑貨を整理した。その時はぴっちり詰めた。すると一見整理されているけれど、使いにくくなってしまった。

引出も開きにくいし(私の整理が悪いのだが)、扉も開きにくい。きっちり詰まっていると見つけにくい。補充するときにも工夫がいる。

ぴっちり、きっちりしすぎた。

今回は隙間があることが気持ちいい。

ついつい詰め込まない。

この少しゆったりした感じを保ちたい。

生活はいつも変化し続けるから、変わる余地を残しておきたい。もちろん、ライフスタイルが変わらない人はそれでいい。でも、シングルから家族ができたり、増えたり、減ったり、仕事の仕方が変化することなどは多い。

そんなときに対応できるようにしたい。

片づけはまだまだ途中だけど、この後も「スペースのある」収納を心掛けたい。

きっちり片づけた時のほうが達成感はあったけど、少しスペースを残している今のほうが安心感がある。

仕事と育児でいっぱいいっぱいだったのが5年位前まで。息子が高校生になった今、余裕があるとはまだ言えないけれど、ゆとりは欲しい、という心持になった。

片づけ名人の方の本も参考にしたいけれど、ライフスタイルが違ったり、きれいすぎたり。

私は整理は苦手で、考え考えやっている。今も試行錯誤中だ。

これからもゆるゆる片づけを進めよう。スペースを残しながら。




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