見出し画像

叔母から姪へ送る自宅勉強法~家で勉強すると決めた姪へ

かわいい姪っ子、ちーちゃんへ

ねぇねは学校でテストを作って評価してた人だったんだから!今、その時の事を思い出して、いろんな人の意見や勉強法を精査して、それを全部教えるね!塾に行くのも良いけれど、塾というのは、、、つまり、強制的に勉強時間を確保するところ。ついでに先生に質問できて、なんなら学校の先生より教え方が上手い人がそろってるというところ。でも、家でも勉強はできるはずだと思うんだ。
中学校での勉強頑張って!

カナダのねぇねより


勉強が成績につながるのは、「わかる」からなんだけれど、恐ろしい事に「わかったつもり」っていう偽キノコみたいなものもあるのよね。それを知った上で確実に勉強していこう!

≪学習のステップ≫
Step1:問題を解く
Step2:自己採点
Step3:問題の解説(教科書ガイドなど)を熟読
Step4:間違えた所(判断を誤ったところ)を書き直す
Step5:教科書以外のドリルで力試し!

国語(現代文)

・漢字は完璧に(自分で読んだ音声を録音して、再生して自分で書き取り!)
・新出表現の意味も説明できるように
・音読はテストまでに3回以上(目安:お話を場面の展開毎に話せるレベルまで)
・接続詞の使い方に慣れる
・作者の気持ちは先生にとっても聞きやすい出題ポイント(おそらく、授業中にいちどは解説のあったところ。解説してない事がでるわけがない!)もし、追加でプリントなどをもらったら、必ずそこから似かよった問題が10~15点くらいは出題されるよ。

算数

算数こそ、上の≪学習ステップ≫通り。

↑この先生が言われている、「間違いを発見するためにノートに書く」だよ。でも、ねぇねが思うにこの、

https://mgk-komaki.com/2019/05/10/math-notebook/ より

この黄色い部分を見つけてくれるために、塾に皆通うんだと思うのよね。自宅学習ではココがみつけにくい。自分で出来るのは、左側と右端の模範解答を書くくらい。これで復習もした気分になるから気をつけて!しゃべりながら、解までの手順を説明してみて?どこかまでは必ず合っているし、どこかで必ずステップを見落としているから。大事な点を見落としていたら出来ないけれど、そこが引っかかりやすいポイントだと分かれば、この式の場合「2」や「50」をみてピンとくるようになるよ。

直すときは消しゴムはダメよ。自分の解答を汚すのもダメ。間違っていいるところが分からなくなってしまうからね。この先生の言うように私もノートは左右に分けた方が良いと思うんだ。学校用のノートは板書をそっくりコピーしないといけないから、別のノートかルーズリーフでやったらいいよ。自宅での勉強は、教科書の問題を間違わなくなるまで解く事と、間違ったところについての説明(忘れていたステップ)を、ガイドで確認するだけ。宿題を本気でやるだけでも違うよ。

理科

理科は図解。図を見て正しく説明できればOK.黒い太文字を全て書き出して、完璧な説明ができるかな。

https://chugakuagaru.com/rika/

何の目的でする実験か?「何が、何になる」のかをキーワードで。単元名は意外に重要。注意点と結果を実験ごとにまとめて覚えるんだよ。

動植物の分類なら、確実にイラストがでるから、部位の名前を覚える。書いて覚える必要は無し。国語じゃ無いから。

各実験方法は誰かの説明を何度も見て一緒に話ながら説明を丸覚えするのが便利かな。YouTubeに実験名を入れて検索するか、NHK for schoolの動画を参考にしたらいいよ。

社会

・時間があまりない場合、ノートをまとめずワークを使う 
・重要な図や歴史の流れは日本と世界の動きを併記して覚える 
・ワードツリーや語呂合わせを使う 

天下のベネッセ大先生によると①教科書準拠のワークを使う②図式化するのが良さそうよ。

ただ、経験上、ワークは虫食いそして社会は暗記中心。ワークだとキーワードしか覚えないから、その事象の全体像を理解するのには向かない気がするのよね。でも、逆に「解答のワードを見ながら事象が説明」できればかなりいいかも。テストの前の確認程度だと思えばいいよ。いつも宿題があるわけじゃないから、社会の勉強っていつもテスト前になると思うけど、できたら授業のあった日に確認しといたら良いと思うよ。歴史なら流れ「誰が、いつ、どこで起こして、その後の何につながったか」を意識すると良いよ。

英語

・音と文字のルールをつかみ、音からスペルを再現できるようにしておく(意外にコレはむずかしい)
・音読は毎回(宿題がある毎に、なるべく速いスピードで話すように)
・基本的な文法(教科書のどこかに書いてあるよね?それに)

音と文字のルールはローマ字に似ているようでちょっと違う。必ず、発音と文字を見て・確認する事!「ローマ字を覚えたとき」みたいな感じで発音して「この文字はこう言う」と覚えていけば、知らない単語でも読めるし、読むのが早くなるよ。日本語→英語の時は、単語を覚えておかないといけないけど、書き取り問題なら、フォニックスを知っていれば書けるからね。

テスト対策的には・・・主語(Subject)、動詞(Verb)、名詞(Noun)、形容詞(Adjective)、副詞(Adverb)を意識して文を見る。そうすることで単語の順番が分かってくるよ。

フレーズは、何度も何度も口に出して覚える。どんな内容の時に出てきたフレーズか。

冠詞(a、an、the)が出てきたら名詞とセットで覚えるように。

体育・音楽・美術・・・・

どの分野にも、上手にしたければプロの人による「○○をやってみた」動画があるから、それを参考にしたら良いよ。でも、一番大事なのはまじめにがんばってやってみる事かな。

テストのポイントは、retell(形を変えて語る)。教科書の小見出しと太文字、先生が授業中に言った説明出来るようにしておくといいよ。


最後に

学校の先生は、その分野の専門家。「分からない所」「何でそうなるのか?」を見つけて先生に質問したらいいよ。最初は誰でも『分からないところが分からない』状態。でもそんな中で、分からないところを見つけられたらそれはわかるまでの糸口だと思えばいいよ!
テストは、「授業中に線を引かされた部分」と「見た図」をいかに頭に定着させるかの確認作業。そして、試験範囲をやった内容毎に見るとすべての項目がバランス良く配置されているはず。今度テストの範囲が出たら、ねぇねに教えてね!

そして・・・・これがもっとも企業秘密。成績は、日々の忘れ物の有無や授業への授業態度・積極性(挙手の上、自分の意見を述べたか等)が数割、そして定期テストの得票で決まるんだよ。先生の出す評価にはルールがあって、後でちゃんと説明できるようになっているはずなんだ。RPGでコツコツアイテムを拾っていく感覚で、毎日頑張っていこうね!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?