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キャリア座談会はじめました【キャリア座談会#1】

【キャリア座談会とは】
知財業界におけるキャリアの話題を、カジュアルな座談会形式でお届けする動画シリーズです。

【メインパーソナリティ】
(株)知財塾 運営メンバー
上池睦サイボウズ(株) 知財担当
湯浅竜 / IPTech特許業務法人 副所長兼COO
三島善太LEGAL JOB BOARD 知財専門キャリアアドバイザー
この記事は、2020年8月24日に動画配信した内容を元に作成しています。動画版はこちら↓

オープニング


上池(以下K):どうもこんにちは、知財塾運営の上池です。今回からキャリア座談会と題しまして、知財業界のキャリアに関してお話しする動画をアップしていきます。

基本的なメンバーとして、 IPTech副所長の湯浅さんと、転職エージェントにお勤めの三島さんにご参加いただけることになりました!


三島(以下M):転職エージェントしてます、三島と申します。普段は、特許事務所をメインとして採用支援や、求職者の転職先をご紹介する仕事をしております。よろしくお願い致します。


湯浅(以下Y):知財塾の運営も兼ねてます、IPTechの湯浅と申します。よろしくお願いします。


K:では第1回目の今回は、このキャリア座談会をなぜ始めたのかとか、今後どんなテーマを取り上げるかについて、話していこうと思います。

まずは、キャリア座談会、なぜ始めたのかって話をしましょうか。

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なぜ「キャリア座談会」を始めたか


Y:キャリアにコミットしたいっていうのは、割と大きな知財塾のコンセプトの1つだったので、まぁ自然な流れといえば自然な流れですよね。


K:そうですね。スキルを上げてもらって、そこからキャリアアップに繋げてもらうっていう。


Y:そうそう。あとはやっぱり三島さんと知り合ったっていうのも割とでかいかなぁとは思っています。知財業界盛り上げるためになんか一緒にできないですかね?って話になって。

てか、三島さんの話がめちゃくちゃ面白かったんですよ。年収がどう、みたいな話とか、各事務所がどういう今人材を採用している、みたいな話を、雑談で聞いてたらめちゃくちゃ面白くて!

これはコンテンツにした方がいいだろうな、というところもあったかな。


K:具体的にどんな感じのテーマを話していくことを想定しているか、はどうでしょう?


Y:なんていうのかな。例えば特許事務所っていうところを1つとっても、所属している人の観点と、それから採用している経営者側の観点では、まぁすごい乖離があるなっていうのを感じていて。そのズレた情報とか、ズレた前提条件でいくと、自分のキャリアを考える時も苦しくなっちゃう。

で、三島さんは転職エージェントだから、今どういう人材が、例えば特許事務所で好まれているとか、知財部で好まれているとかわかっているんですよね。

面接に受かる人、受からない人の傾向なんかも、面接に同席される中で見てきている。

一方で、三島さんは、「転職したい」「採用したい」っていう人がいる前提のところでコミットするじゃないですか。

でも知財塾は、もうちょっと手前からコミットするから、例えば半年後とか、1年後、3年後とかに「自分の年収をこれくらい上げたい」っていうスケジュール感を持っている人に対して、こういうキャリア・履歴書が、この2〜3年の間に書けるようになると、もう全然事務所のウケが変わりますよ、とか、ワークライフバランスとれますよ、みたいなことをアドバイスできれば、多分もっとハッピーな知財業界のキャリアと働き方ってあり得るんだろうなと思って。

そのあたりをぶっちゃけトークとか踏み込んだ話とかも含めて、みんなで情報に対して少し精度を上げて、全員ハッピーになるようなキャリア考えませんか?というのが、ここでやってみたいことかなーって思ってますね。

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特許事務所が人材に求める王道3条件とは


M:事務所によって採用する人材の「こういう経歴がいい」っていう希望は違うんですけど…ただ、この業界のエージェントやって思ったのは、5割から6割くらいの事務所は、結構同じスペックを求めていらっしゃるなってイメージがあります。

Y:事務所のうちの半数近くは、どの事務所も同じスキルを求めてるってことですか?


M:そうです。

Y:じゃあそのピースを埋めているっていう人は、例えば採用率は格段に上がるし、一方で何かすごい個性があったとしても、その5割の部分が埋まっていない人は、特許事務所については転職大変みたいな感じですかね。

M:はい、結構大変ですね…。


Y:すごいな。なんかいきなり面白そうな話(笑)


M:例えば、王道の必須条件っていうのがやっぱりあって。大体、年齢制限が出てきます。経験者、未経験者でそれぞれ違っていて、未経験だと確実に30代まで大体、35歳以下で募集をしているところが多いですね。


Y:未経験だと35以下…なるほど。


M:なおかつ、理系出身であって、企業で研究開発もしくは設計であったり、技術に関わる仕事をしていたこと、というのが三拍子で王道としてあります。

あとは、目に見えないような募集条件としては、偏差値高めな学校出身かどうかとか。


Y:ほう。それは、大学院を出ているとか、研究テーマがどうとか、学部がどうかではなくて、純粋に偏差値としての大学を見ているということですか?


M:そうですね。旧帝大以上とか、そういうご希望を出されるところも…まぁありますね。

うーん、そうですね…4割ぐらいの事務所が、学歴で結構決めている印象があります


Y:そうなんですか!それは、大前提として、偏差値の高い大学に行っている人間は、仕事ができるという思いを持っているって事なんですかね?


M:うーん…(苦笑)


Y:きっと、そういう前提があるんですよね。でも、それって世間一般的に「ナンセンスじゃない?」って言われていません?(笑)


M:言われてますね…(笑)


Y:言われているのに、そのナンセンスなことをやっている事務所が結構いるって事ですか(笑)


M:多分、過去の経験からレッテルが貼られてしまっていて。「過去に、希望した学歴から外れた人を雇用した時、大体うまくいかなかったから、もう無理だと思っています」という感じの所は、あったりしますね。


Y:うーん…(思案)まぁ、なんかここまでは割と普通の話。どこかで聞いたことあるような話ですよね。


K:ここからの深掘りはまた別テーマで…


Y:わかりました。じゃあ一旦ここまでという感じですね。


K:回数を重ねていくコーナーなので、1回目で出し過ぎちゃうと…(笑)


Y:確かに!

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「キャリア座談会」で今後取り上げるテーマ


K:あとは、知財塾の受講生で、しゃべりたい人にゲストとして来ていただくのを考えてます。


Y:いいじゃないですか。


M:塾生がどうして知財塾に入って学んでいるのか、目的がすごく気になるので、僕も話を聞いてみたいですね。


Y:そうね、あとは今後のキャリア座談会で、IPTechの採用のノウハウっぽい話をするとか、さっきの、未経験者は35以下で理系でエンジニア経験があるとか、多分もう20年前から言われている条件だから、逆にそれをどう突破した人がいるのかみたいな事例を話したり。

あとは、キャリア座談会が目指すところ、みたいなのをきちんと示してもいいかもしれないな。

みんながストレートに年収が上がっていくようなものとか、より自分に合った事務所をどう探すのか、とか。

どうしても入りたいところに本気で入るために、どれくらいの計画を持って、どれくらいのことやるべきか、それで、どれくらい人生ハッピーになるかとか。

そういうところを割とガチンコで目指したい

K:聞いてくださっている方に、自分の転職とかキャリアアップに役立てていただけるような内容をお伝えできればいいなぁとは思います。


Y:そうですね。


K:プラス、年収の話とか、生々しい話を入れつつ(笑)


M:僕も話したいと思っているテーマがあります。

転職支援をしている中で、転職活動に苦労されている方が、最初は「ちゃんと指導をしてもらえる環境に転職をしたい」っていうのが転職の目的だったのにも関わらず、何回も面接を受けて色んな所を落ちていくと、目的が「特許事務所に入ること」にすり替わってしまうことがあるんです。

それで結局、就職したタイミングで、全然思っている環境と違って辞めたくなってしまったり…

「こういう弁理士になりたい」って思って業界に飛び込んで来られる方が、目的のぶれない転職活動をする方法って、やっぱり何かあると思うんです。その辺とかも話していけるといいなと思っています。


Y:なるほど、いいですね!!

…じゃあ、1回目はこんなもんですかね(笑)


K:そうですね。では、キャリア座談会、第1回は、これで終わりたいと思います。


Y:バイバーイ!

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
キャリア座談会は現在第11回目までYouTubeで公開されており、今後も更新予定です。2回目以降に興味がある方は、是非ご視聴ください!
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