見出し画像

千由家、家を買う(1)

さてさて、前回の【千由家、家を買う(0)】で書いたように、頭がパーンってなっていた千由ですが、夫と相談して、住宅展示場に行ってみようということになった。事前に色々ググって、次の箇所に気をつけて回ることにした。

・何社か、気になるハウスメーカーを見る(見れるだけ見る)
・個人情報は、いきなり晒さない。
・最初は予約を取らないで、さらっと見させてもらう

某日、日曜日
さー行ってみよう!
展示場は10時からなので、夫と二人その時間に着くように出かけた。

作戦は、こうだ。
日曜日なので、客が多いはず。なので、担当についてもらわないで、さらっと見る。2〜3軒。昼に合わせて帰宅。

まずは、地震に強いとされるA社の物件前へ。お姉さんが、どうぞー中を見ていきませんか?と声をかけてくれた。

見ますよ、見ます、見ますとも!というわけで、中へ。さらっと見るつもりが、客がわたし達しかおらず、図らずも担当がついてしまった。

なんでぇ〜日曜日のくせにぃ〜。

担当は、わたしと同年代の男性で、肩書きもペーペーではなかった。いざ、営業マンと内見開始へ。

壁は?ほうほうこんな資材を使っとるんですな。地震対策は、ほうほう制振というやつですな。次々にA社の売りを飛ばしてくる営業マンに、いちいち返事するわたし。たまに英語訳を夫に。

ふぁー、豪邸やん。こんなん無理やん?平米数は?え、300?は?
とかいう、心の声が漏れないようについてゆく。

ネットに載ってた、A社への不満も突っ込んで聞いてみたところ、なかなか納得のいく答えを返してもらい満足する。

え、もうこのハウスメーカーでよくない?ぐらいの勢いで見ていたけれど、いやいや、ここが初めてだし、ちょっと落ち着けと自分をなだめる。

他所のハウスメーカーの悪口いうやつおるってネットで見たけど、この営業マンは、それは一切なかった。ひたすら、うちの売りはココです!とお話しを聞き、色んな質問してたら、あれよあれよという間に2時間経過。

嘘やん、もうご飯の時間やん。時間に忠実マン、これ以上めぐるの無理ってなって帰宅。体力無さ過ぎマン。帰り際に、もしもここを、相見積もりに選ぶなら連絡しますと言ったら、1日に何人もお相手するので、最低限の個人情報を教えてもらえないかと言われた。(その時点まで名前さえ教えていなかったので、ずっと奥さんと呼ばれていた)
それはそうだなと思ったし、この会社も営業マンも気に入ったので、名前、住所、メールアドレス、電話番号を記入。

・・・個人情報晒さない意気込みどこいってん?
ガッツリ晒してるやないかい。
っていうか、気をつけようと思ったこと、一切合切できてないやないかい。

ははは(笑ってごまかす)

山盛りのパンフレットをいただき、袋に入れてもらって、玄関先まで見送ってもらった。

しんどー。
めちゃしんどー。
これあと何件やるん?

帰りにドライブスルーしたマクドナルドを家で食べながら、パンフレットを見ていたけれど、精神的にも胃袋的にもお腹いっぱいということで、自分の部屋でベッドに寝転びながら、この記事を書いている。

そう言えば、展示場に着いた時、80歳ぐらいのカップル見たんだけど、わたしの歳でもこのストレスにゲンナリなのに、大丈夫なんかぁとか思ったが、もしかしたら、彼らの方がよっぽど元気なのかもしれない。

はぁー道のりなげぇーなー。

明日も展示場行ってきます(棒)

追記
SUUMOで土地を見ていて、夫には
・駅から10分以内
・私道なし
・ひな壇なし
・更地

って、100回ぐらい言ってるのに、上記に合致したやつしか見つけてこやんのなに?そのメッセージに、いちいち「いや、駅から遠いやん」とか「いや、家あるやん」とか返信しなくちゃならなくて、余計な仕事増えてるの、なんなん?




※イラストお借りしました。 nia_chinさん、ありがとうございます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?