【読書】ヒル

最高に気持ち悪い漫画ですが、そこが魅力です。
ヒルという留守宅を転々として生活するアンダーグラウンドの人たちの話。
ひょっとしたら、自分の住まいだって、ヒルに浸食されていると考えると怖くなります。

ヒル第1巻より

「お邪魔します」と入る部屋は、全く赤の他人の部屋。合鍵を入手して自分の家のように使っています。こういうヒルたちの世界がまた、別にあって、その中での抗争も発生します。

ヒル第一巻

確かに、都会の真ん中、一人暮らしの人があふれている。こういう暮らしがひょっとしたら、できるのではないかと思ってしまいますが、ちゃんと作品として昇華できているのがすごいなあ。
加えて、私はこの漫画の足の動きに表情があって大好きなんです。足って普段前面には出ないんですが、こういう新しいものに踏みこむのは、最初は脚ですよね。
5巻まであるので、じっくり楽しみます。