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『歌集ひとり暮し日記』

すっかり冷え込みましたね。秋は何処へ行ったのやら。



どうも、千悠こえだです。

この間、瀧本博さんの『歌集ひとり暮し日記』(しろうべえ書房刊行)を読みました。

今日はその中で個人的に気に入った歌を紹介しようと思います。







猛烈な眠さに負けて午睡とれしあとのさわやかさ何にたとえん(7月26日)



共感of共感。


私もよく昼寝をするのですが、起きた後ってとても課題がはかどる。


最近は眠いときはすぐに寝るようにしています。なんと怠惰な生活。社会人になってからのことが本当に心配です。


4年後の私、先に謝っておきます。昼寝を習慣にしてごめんなさい。



あ、責任は取りません。

生きてる我は君のこと忘れてないよ今宵君を偲びこの世に呼ぶよ     
神無月君を偲びありし日の君の思い出書きつづる

先ほどとは打って変わってなんとも感動的な歌。

作者の瀧本さんは奥さんを亡くしておられて、その奥さんのことを思って詠んだ歌だとされます。



「偲ぶ」っていう単語、良いですよね。


「懐かしむ」、「思い慕う」。




私はまだお酒も飲めない年齢でして。

「偲ぶ」という経験は語れない若造です。

でももう少し歳を重ねたときに「偲ぶ」を語ることのできる生き方をしたい。そう思います。

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