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ブログ再開

最後の更新はいつだったのだろうか。

過去のnoteの更新履歴を見てびっくりした。2年前の5月だった。
綴りたい言葉が見つからなくなって中断したんだったと思う。

就職して1年経ち、ルーティーン化された毎日を過ごす中で、私の感受性はみるみる萎んでしまった。

社会の歯車としての帰属意識を取り戻し、平穏な日々を手に入れたつもりだった。決められた仕事を覚え、言われた通りにやるべきことを一生懸命やった1年だった。
日々に押し流される中、好きなことに夢中なるという感覚や、良書を読んで感銘を受ける瞬間をさっぱり忘れてしまった。
好きだった絵を描く気力が湧かない。誰もが絶賛するエッセイを読んでも、ちっとも心が動かない。使命感を燃やしていた社会問題に対しても、前ほど興味が湧かない。

何にも夢中になれない、このままでは苦しい。
でもどうしていいかわからない。

かつて大切なことを教えてくれた人がいた。彼女は私が知る誰よりも、自分の気持ちを言葉に乗せることが上手だった。日常に悩みながらも、誰しもの傍にあるような小さな幸せを見つけ出し、まるで言葉という形にして小瓶に詰めていくようで、儚いけどもキラキラしていた。

拙くても、私も自分の思いを言葉に乗せられるように。周りにあるはずの幸せを見つけ出せるように、もう一度自分の思いを言葉にしてみようと思う。

今朝は庭でミニバラの小さな蕾が、鞠のようにはち切れそうな様子で膨らんでいた。
開花がとても楽しみ。

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