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バレンタインと嫌われる勇気

バレンタインデーは、正しいことをしようとした人が、迫害され惨殺された日。

日本は、製菓会社によって、好きな男性にチョコレートをあげる日と定着して、今は「女性が好きな男性に」というのは変わってきているけど、そもそもどういう日だったかを知っている人は少ない。

3世紀のローマ帝国時代、兵士に家族があると命を惜しみ、人を殺すことにもためらいが起こって士気が下がるので、皇帝は兵士の結婚を禁じた。
人の愛は大切なものだと、それに反対して、処刑されたバレンタイン司祭。高野長英のように、死ぬまで大人数で殴られたとか‥

人間は支配社会のために、武力殺戮、厳しい上下関係、差別の歴史を長く作り上げてきた。

アドラー心理学の「嫌われる勇気」は、江戸時代なら「殺される勇気」だ。
「嫌われる勇気」のような本が出版され、梵書もされず、家でも外でも安心して読めて、ベストセラーになる世の中になった。

それだけで、江戸時代やバレンタイン司祭の時代から見たら、現代は信じられないような理想の社会‥

昔から、嫌われる勇気のような思想の人はいたのだろうけど、迫害を受けたり、人間社会を離れて生きる「仙人」と呼ばれるような人には、こういう思想の人もあったのかもしれない。

現在は平和で、差別もない世の中と、名目だけでも言えるだけでものすごいことだけど、長い歴史がそんな容易く剥がれるわけがない。

「嫌われる」のは、怖くて当然のこと‥。

日本のバレンタインデーは、本来のそれとは別の、たくさんの綺麗なチョコレートが並ぶ楽しい「チョコレートデー」として、バレンタイン司祭の時代とは比べ物にならない、幸せな平和な時代を喜ぶ日だと、自分では思っている。

昨年末、同居してない子どもから、びっくりなクリスマスプレゼントを貰った!

30年以上前に放送された、アニメ「ちいさなおばけ」
とても好きなアニメだけど、放送当時、私は最初から見てたわけじゃないし、地デジ化前の、ほんとに電波状況の悪い録画ビデオがいくつかあるけど、DVD化も配信もされてない。

一時期、レンタルビデオに「ちいさなおばけ」のビデオテープが置いてあった店舗があったらしい。
メルカリにそれが出されると、子どもは少しずつ買い揃えていたそうで、今までとりあえず集まった14本を送ってくれた!

それでも全話ではないけど、見たことのない全く知らないお話や、こんな綺麗な画像だったのか!と見れて、とっても感激した!

「子安さん?!」
と子どもが驚いて、あ!確かにこの緑の青年、子安武人さんの声だ!と驚いたお話があった。
当時、ムーミンのスナフキンの声をされてた頃なんだと思う。青年の服の色とか、それを意識していると思う。
今のようにネットのない時代だから、当時は気づいた人がいても、拡散、発信ができないから、ほとんどその人の中だけの「わあ〜!」だけど、それもいいのかもしれん。
30年以上も経って、当時生まれてなかった子どもと、子安さんのこんな役を知るとは、感激!

画像はそのお話のワンシーン。
「せかいいち かみのながいひと」という、そこだけはラプンツェルだけど、「お嬢様は世界で一番長い髪をなくしましたが、世界で一番優しい人を見つけました」、とさ(ジェラミー)、という、なんだか幸せバレンタインデーなお話❤️





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