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#お菓子にまつわるエトセトラ -念願の手作りモンブランタルト-

一番好きなケーキは? と聞かれたら口から滑り出るように出てくる言葉がモンブランです。いつからモンブランが好きなのかと聞かれてもよく覚えていません。少なくとも社会人になって洋菓子をよく食べるようになってからはケーキランキングでモンブランが不動の一位なのは間違いないです。

そんなモンブラン。2020年の5月、冷凍庫に栗があったのを発見し、潰して濾して作ってみました。安易な気持ちで。結果、手間がかかった割に舌触りの悪い栗の味のスイーツが出来上がりました。(こちらの記事のⅣモンブランを参照してください。私はこれを”モンブラン”ではなく”モンジャラ”と呼んでいます。)

先日、休みを利用して、モンブランづくりのリベンジを行いました。
参考にしたのはひだまりクッキングさんのこちらのレシピ。

タルトといえばギザギザのタルト型を使いたかったのでこのためにタルト型、タルトストーンも購入。栗のクリームはサバトンマロンペーストに頼ることにしました。(栗を濾す辛さを一度知ってしまったので……。)

まず前日からタルト生地を仕込みました。バターを練り、材料を混ぜ合わせて生地を伸ばし、タルト型にはめてラップで包んで一晩寝かせる。分量は上記ひだまりクッキングさんの通りに、生地の伸ばし方、寝かし方はいろいろな方がUPしている基本のタルト生地のレシピを見て行いました。

ただ、私は普段、クッキーを作らないのでクッキー生地を綿棒で伸ばすのが上手くできず、均一な厚みに広げられませんでした。タルト型に生地をはめたときに厚みにムラがあったのには気づいていたのですがどうすることもできず、次の日、そのまま焼成。

一度焼成し、出した後、卵を塗って再焼成しました

焼きムラ、はこんなもの? しかし拡大してよく見ると所々にひび割れがあるのです。でも前に進むしかない! ということでこのまま中にココアクリームを入れます。

そして焼き上がりがこちら!

焦げた……

タルトが焦げました。最初、オーブンの上段に入れて焼いていたのですが、10分ほどするととても香ばしい匂いがしたので途中で開けて(多分それも本当はよくないのですが)慌てて下段へ移動させました。結果、こんがり焼けたタルト。割れても辛うじて形は保っていたのでそのまま次の工程に進みます。(ちなみに基本の生地を置く真っ直ぐな台を持っていなかったので、普段ケーキを焼くときに使用している丸形の底を土台に敷いています。)

ホワイトチョコレートを溶かし、生クリームと合わせて固めに泡立てます。そしてそれを(焦げ)タルトに乗せ、栗を乗せてクリームで隠します。栗も既製品です。数を数えて問題なさそうだったのでつまみ食いを少々。テリテリで甘くて美味。

このまま冷蔵庫でしっかり冷やします

最後、一番大切なマロンクリーム。サバトンマロンペーストを練り、材料を合わせ、絞り袋へ投入。

(このままでもおいしかったです)

モンブラン用の口金もこの日のために購入しました。大学時代にアルバイト先のカフェで秋限定でモンブランのメニューがあり、一度閉店後に絞らせてもらったことがあります。ためらわず、勢いよく絞らないと上手く絞れないということは覚えていたのでその通りいざ、絞ってみました。そしてできたのがこちら!

いくら勢いよくいっても素人です。途中で息継ぎを行うとクリームの継ぎ目ができてしまったり、中の白いクリームが見えてしまったところを隠そうとすると明らかに後から付け加えた箇所が露呈する……。本当に一発勝負なのだということがわかりました。もちろん、回転テーブルなんてものはないのでタルトを中央に置き、手をぐるぐると動かして絞りました。

継ぎ目を隠すために残った栗とホワイトチョコレートを側面にトッピング。トップにはふんだんに栗を。

一番継ぎ目がわかりにくい角度から撮った完成形がこちらの写真です。上出来! そして何より、味がとてもいい。タルトはほんのり塩味が効いていて、ココア生地は濃く、クリームは後味にホワイトチョコレートが現れ、マロンクリームの舌触りは○。4つの要素全てを同時に食べるともうフォークが止まらない美味しさでした。(初日に1/4も食べてしまいました。)

正直、手間もかかるし材料費もかかる。だけど何より作るのが楽しく、そして美味しいケーキができました。作っている時間は充実していたし、食べている時間は至福の時間。

反省点としては基本のタルトが上手く焼けなかったこととココア生地を入れて焼いたときにオーブンの上段に入れてしまったことです。せっかくタルト型を購入したので今後、ケーキのレパートリーにタルトも追加していくのが目標です。

おいしいレシピやわかりやすい作り方などご存じの方がいらっしゃれば教えて下さい!

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