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言葉にすること

今の仕事は来客が一切ありません。部署異動してから新しく発注した名刺は一枚も使うことなくデスクの中に眠ったままです。そんな日々を過ごすこと9ヶ月。先日、内線が鳴りました。

受話器を上げると内線をかけてきてくれたのは過去にお世話になっていた取引先の営業さん。丁度新年のタイミングで挨拶回りにきていて、内線表に私の名前を見つけてかけてきてくれたとのことでした。「今ちょっとだけでも降りてこられたりできますか?」という問いかけに二つ返事で答えて来客スペースへと向かいました。

他愛のない話の中で聞かれたこと。
「部署が変わってどうですか?」
この問いに対してするりと出てきたのが以下の言葉でした。
「来客がないのは寂しいです。やはり対面で、こうやって何気ない話をはさみながら、得意先の方々と話をすること、仕事を進めていくことの面白さに離れてみて気づきました」

そのとき初めて気づきました。そうだったんだ、と。当たり前だと思って行ってきたことから半年以上離れて、それが”面白い”と感じていたようです。もちろん、面白いことばかりではありません。上手く進められないときや忙しい時の来客はイライラが募ることもあります。だけど、このとき出てきた言葉が本音なのかな、なんて振り返ってみて思いました。

あとは単純に嬉しかった。
営業さんが内線をかけて挨拶をしてくれた目的はもちろん、今後別の仕事で繋がる可能性があるからというのが大前提としてあると思います。だけど内線表に載っている人の中から「挨拶をしておこうかな」と私にかけてきてくれたのが本当に嬉しかったです。

もちろん、その方がこのnoteを読むことはないのですが、嬉しいこととしてここに残しておこうと思いました。(ちなみにご本人様にも嬉しい! ということは直接伝えましたよ。)


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