見出し画像

本当は畳の部屋で虫の鳴く音を聞きながら寝たい

私は子どもの頃、夏場になると、実家1階の畳の部屋で寝ていました。

隣の部屋は仏間で、仏壇がその部屋の方を向いているので、仏間に背中を向けて寝るのがいつも少しだけ怖かったです。

私の部屋は2階にあって、その頃はまだエアコンがついていなかった気がします。

私が小学生になるときに増築した部屋で、まだ完成して間もないころは、茶の間と仏間の間の畳の部屋で寝ていました。

夏の夜の空気と音が好き

子どもの頃は、都会すぎず田舎すぎず、程よく暮らしやすいところで育ちました。

おじいちゃんもおばあちゃんも、畑やビニールハウスで野菜を育てていて、夏休みにはおじいちゃんの軽トラに乗って、よく遊びに行きました。

雪が降る地域なので、冬になると家の前に積もった雪を集めてかまくらを作り、お父さんに庭に小さな滑り台を作ってもらい、妹と弟と遊びました。

そんな環境で育ったからか、季節の匂いには敏感です。

いちばん好きな季節の匂いは、夏です。蚊取り線香の匂いとか、お父さんが音頭をとって始まるバーベキューで使った炭の匂いとか。

ござや畳の匂いも大好きです。

実家の庭には、家族でこじんまりとバーベキューがあり、季節ごとにいろいろな姿を見せてくれる植木があります。

そこでリンリンと鳴く虫の音を聞きながら眠りにつくのが心地よいな~と思っていたことに気が付いたのは、大人になってからでした。

エアコンより扇風機よりうちわ

体温調節が苦手です。
梅雨や季節の変わり目は、汗や鼻水に翻弄されています。

人工的な風が苦手なんです。

エアコンより、弱の扇風機の首振り。

それでも無理!ってときは、うちわです。

室温にも敏感で、1度変わっただけでも気づいてしまうので、ときどきしんどいです。

家にうちわがなかったのですが、息子が旦那に似てよく汗をかくので、ほしいな~と思っていたところ、車にあったものを持ってきました。

もう少し早く持ってきてほしかったです><

今は効きの悪いエアコンと扇風機で夜を過ごしている

寝室にエアコンがありません。
そんなに広くない1LDKで、リビングのエアコンの風を寝室まで通しています。

暑がりで汗かきの旦那と、同じく暑がりで汗かきの0歳の息子と3人で寝ています。

今の家では、うっすらと蚊取り線香の匂いのする部屋で、喉が痛まない程度の夜風を感じながら、少し肌が湿るくらいの汗をかいて寝たいのです。

子どもの頃に好きだった感覚を大人になってから思いだす

今のアパートに引っ越してからもう6年目の夏が終わりそうです。

入居時に旦那がニッショーの担当さんにお願いしてつけてもらったエアコンは、真夏の暑い日に役に立てなくなってから3年目になりました。

エアコンが可哀そうになる夏が来ると、必ず実家で過ごした夏を思い出します。

この記事が参加している募集

#夏の思い出

26,833件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?