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【親子料理教室】どうする江戸食最終回レポ!

皆さんこんにちは!@チホレン事務局宮澤です。
さて今回は、3月30日にちよだ地方連携ネットワーク主催で実施した
「どうする江戸食最終回」のレポをお届けしたいと思います!
今年度最後となるどうする江戸食イベント。。。あっという間に最終回を迎えました💦

そんな最終回にふさわしいテーマは甘味!
おやつ文化のルーツ「江戸時代のスイーツ」を作ります!

みなさんは江戸時代のおやつと言えば、何を連想するでしょうか??
お餅や団子。また大福やきんつばなど小豆を使ったものを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか!?

そうです!
今回は、水ようかんとあべ川餅を作ります!!

今回は、千代田区と連携協定を結んでおり、3月16日に北陸新幹線が延伸され今話題沸騰の福井県から久米田賢治さんを講師にお招きし、(もちろん新幹線でお越しくださいました🚅)冬でも好んで食べられる水ようかんを福井県ならではの作り方で学びます!!

久米田さんは、福井県鯖江市で「びーどろ実生庵」という地元で大人気のカレーと甘味のお店を営んでおります♪

年4回行ってきた、「どうする江戸食」も今回で最終回となりますが、なんと、、、過去最高の申込数をいただきました!!!👏👏
前回ご参加いただいた方からのお申込みもあり、リピーターも増えてきていると感じます!!!あわせてだんだんとちよだ地方連携ネットワークが行っている取り組みが千代田区の皆さんに認知されてきた??・・・のかなと願望も込めつつ!!(笑)
本当にたくさんのご応募ありがとうございました!!!

そして、いよいよ講座がスタート!
今回は千代田区にある共立女子大学の学生さんが考案した
「カニの形をしたエコバック」と「新幹線をモチーフにしたフローティングペン」(福井県と東京都を結んでいます!)を参加者限定でプレゼント!!
共立女子大学さんは千代田区や福井市などと連携協定を結んでおり、地域振興、学術研究などの推進を目的とした取り組みをされています。

千代田区の皆さんに福井のPRもばっちり!!
カニのエコバックは開くとこんな感じ!!見た目がかわいすぎる!!!!

今後、千代田区のイベント等で配られるみたいですが、実際に配られるのはなんとこのどうする江戸食が初なんだそうです!!完全非売品となっており、参加者も早速ボールペンをいじってみたりと興味津々な様子でした(≧▽≦)

おやつ文化のルーツ「江戸時代のスイーツ」を作ろう!

それではいよいよ水ようかんとあべかわ餅を作っていきますよ~
久米田さんの説明を聞きながら料理スタート!
水ようかんの行程は全部で6つ。(意外と簡単にできるんですねぇ)
小学生のお子さんでも簡単に料理することができました!

本日使う材料たち

まずは水に浸した寒天に火をかけて溶かしていきます!


寒天ってなんかかわいいですよね(笑)

最初はカチコチの寒天なので、早いうちから水に浸しておくのがポイント!
鍋が沸騰していくにつれ寒天が少しずつ溶け始めました。混ぜているときの感触は、すこしぷよぷよしていて不思議な感じ!!

寒天が溶けたところで、黒砂糖を入れていきます!

やけどしないように注意!!

黒砂糖を使う理由についてはこの後の座学で明らかに!!

黒砂糖が溶けたところで、水ようかんのメインであるこし餡を投入!
とここで、久米田さんが「全部入れる前にこし餡を味見してみて」と。
みんなこし餡を手に取り一口味見。
なめらかすぎる口どけで、おいしいすぎる!!味はあっさりしているので、これはくせになって手が止まらなくなってしまいそう!(笑)
水ようかんが大好きで今回ご応募いただいた女の子も、こし餡を食べるや否やおいしさのあまり満面の笑みが😊

柔らかくておいしすぎるこし餡!!!

このこし餡をさっきの鍋に投入して全部溶けるまでゆっくりかき混ぜます~

大量のこし餡を投入!

吹きこぼれないよう気をつけながらゆっくり丁寧に混ぜ合わせ、すべて溶けたところでボールに中身を移します!
この作業は、やけどの危険性があったので大人の方中心で行いました!

このざるに寒天とか黒砂糖が残っていなければ成功!!?

鍋からボールに移し替えた後は、時々混ぜながら50度になるまで冷ましていきます。

冷ましている間は、水ようかんとあべかわ餅の座学の時間!
久米田さんの自己紹介も交えつつ、福井の水ようかんと福井のあべかわ餅について他地域との違いを入れながらご説明していただき、時折質問も出たりとリラックスした雰囲気で進んでいきました!

福井の水ようかんを紹介中

久米田さん>
水ようかんは元々、夏ではなく冬に食べられるものでした。
「水ようかん」が作られ始めたのは、1850年ごろ。お節料理の口どりとして入れられていた「羊羹」がキッカケです。
しかし、「羊羹」には当時高価な白砂糖が使用されており「羊羹」は高級品とされておりました。そこで、安価に購入できるようにと羊羹を薄めた「水ようかん」が考案されたそうです。
ただ、あんこを少なくすると色が薄くなってしまうという懸念点が、、、
そこで思いついたのが白砂糖の代わりに黒砂糖を使うということ!黒砂糖は安価で手に入り、なにより色も黒くなるため福井の水ようかんは黒砂糖で作られています!

久米田さんのお話は、人を引き付ける魅力があり大人も子供たちも久米田さんの話に興味津々!知らなかった情報満載で、会場からも「へぇ~!」や「そうなんだ~!」などの言葉が飛び、子どもたちも前のめりになりながら聞く様子が印象的で、とても勉強になりました!

と、いったんここで先ほどの水ようかんの温度チェック!

真剣に測ってます‼

大体どのテーブルも温度が50度ほどになったところで、型に流しいれていきます。
なんと、福井県はこの紙箱に流して固めるのが主流なんだそうです!この箱が配られたときには、みんなも「えぇ!」と驚いている様子でした!

ここに流しいれていきます!
どのテーブルも超真剣モードでした🔥

2枚の型に入れ終わったところで、あとは冷蔵庫で冷やし固めて完成です!

水ようかんが出来上がったところから次はあべ川餅作りへ!
と言っても、あべ川餅はすでに準備されており、あとはきな粉と黒蜜にたっぷりつけて食べるだけ!

久米田さん>
江戸時代、福井県にはたくさんのお餅屋があり、多くの甘いお餅(あん餅やきな粉餅など)を販売していました。
日常のおやつとして販売されていたあん餅類は、冷蔵整備の無かった江戸時代では腐ってしまうため夏場の販売はできませんでした。しかし、お餅屋も夏場に餅を売りたいし、庶民も夏に甘いお餅が食べたい!そこで夏でも腐らない黒蜜を使ったお餅が考案されました!
そして黒蜜が流れ出ないように、と上からきな粉をまぶして出来上がったのが、「あべ川餅」なのです!

福井県で販売されているあべ川餅セット

福井県では黒蜜に餅を浸してからきな粉をつけていただきます!

たっぷり黒蜜をつけて、きな粉ゾーンへダイブ!

このお餅、めちゃめちゃ柔らくてみんな感動!写真でもわかる通り、箸で持っているだけでも切れてしまいそうなぐらいもちもちでしたΣ(・□・;)

これを食べているとき他の似ているお餅を思い出したのですが、すでにお餅にたくさんのきな粉がまぶしてあって、その上から黒蜜をかけて食べますが、黒蜜がきな粉をはじいてしまって、うまく食べられないと思った経験があるなぁと。(自分だけかもしれませんが、、、💦)
しかし、このあべ川餅の食べ方を教わった時、先にお餅に黒蜜をつけることでその後にきな粉をつけても黒蜜がはじかれることがなく、きな粉もまんべんなくついて感動しました!!😭😭

このあべ川餅本当にめちゃめちゃ美味しかったです!!

そして、今回は久米田さんが作った水ようかんを皆さんで堪能!
自分たちで作ったものはお持ち帰り用なので、お家でにゆっくり味わってくださいね!

一つ一つ丁寧に久米田先生に取り分けていただきました!
久米田さんの水ようかんおいしい~~!

水ようかんは、あっさりしていて軽いので、何個でもパクパク食べられちゃう味わいでした!!!
参加者の方も、美味しすぎてにやけが止まらない方もいました(≧▽≦)

講座の中には、江戸時代と現代を比べた食材の違いも説明していただき、ためになるお話がたくさんありました!

江戸時代に使われていた材料は、すべて国産品というのが当たり前でした。しかし、現代は国産品に比べ輸入品や、加工されている材料を使うことがほとんど。
昔は当たり前のように手に入っていた国産のものが、今は手に入れるのが難しくなってしまっています。そんな中、今回はすべて国産の物を久米田さんにご用意していただき、現代においてとても豪華な水ようかんを作ることができました!
今や何でも手に入る時代が、国産や無加工というものはどんどん手に入りにくくなっています。今と昔を比べ、どちらが自分たちの生活を豊かにするのか、とても考えさせられる内容でした。
これぞまさに、どうする江戸食・・・?

黒砂糖の食べ比べも!

最後に福井県のPRも行っていただきました!🦕
県の方にもご協力いただき、大量の福井県PR資料をお送りしていただいたそうです!!ありがとうございます!!🙇🙇
福井県の伝統文化やグルメに観光地などなど!本当にてんこ盛りな内容で、福井県に行ってみたくなりました!!

当日会場に居た方で福井県に行ったことがある方は1名のみ!
久米田さんより「北陸新幹線延伸で福井県に行きやすくなったのでぜひ😊」という案内で講座は終了!


福井県ならでは水ようかんとあべ川餅の作り方・食べ方を教わり、ボリューム満点の教室でした!
また、同じテーブルになった参加者同士で交流したり、会話したりする場面が見られ全体的にアットホームな空間だったなぁと。
久米田さんが細かく各テーブルを回ってアドバイスされていたので、安心して料理できたのではないでしょうか!?

自分たちで作った水ようかんをお家で堪能できることが、この教室で終わらずにお家に帰っても楽しみが待っているのは参加者の方にとってもうれしい要素かなと感じました♪

福井県のPRもてんこ盛りだったので、いつか新幹線に乗って福井県に行ってみたいなぁと!その時には、久米田さんのお店にも行きます~(*´▽`*)
ご参加いただいたみなさん、久米田さん本当にありがとうございました!!

皆さんありがとうございました☻



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