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1歳半で飛行機に乗ったら1歳前半までとは全然違った


先日、国内線に乗ることに。ワンオペ飛行機は0歳の頃に何度か経験したことがあった。フライトの時間帯も丁度お昼寝に重なったものであったことから、今回もどうにかなるだろうと油断があった。出発地の空港でしっかりご飯を食べて、おむつを替える。アウターや抱っこひもなどの嵩張るものは手荷物預かりとし、空港でベビーカーを借りた他には手荷物かばん一つにして身軽に。空港のフロアーで歩き回り、搭乗前にたくさん動いてもらう。準備万端にして臨んだ。優先搭乗で時間にゆとりをもって乗り込み、離陸と同時に入眠…のはずであった。

しかし、着席してから離陸まで予想以上に時間がかかったこともあり、全然寝てくれず焦る。準備しておいたシールブックやお菓子、amazon primeでダウンロードした動画など一通りやってみる。ドリンクサービスが終わると急いで後部座席へ、一緒に空を見たり、トイレに行ってみたり、CAさんとコミュニケーションをとったりして時間をつぶす。今振り返ればここで抱っこひもをつけて頑張って寝かせるのがよかったのだろうが、今回は抱っこひもは預けてしまっている。時間を持て余し、座席に戻って上記のルーチンをもう一周しているところでぐずりだし不穏なモードへ。眠たいのに狭い座席で眠れない。イヤイヤ期突入している娘は機嫌が悪くなり泣き始める。抱っこしていてもすべり落ちたり、前の座席を蹴っ飛ばしたり、床に大の字に寝そべって泣きわめいたり。ああ、こういう子どもと困った親をよく見てきたが、いままさに自分がその状況に置かれているのだということを自覚する。近くの親子連れがシールを分けてくれたり、隣の席の方が子どもをあやそうと試みたりしてくれるものの全く改善しない。自分の中に焦り、申し訳なさ、思い通りにならないつらさ、周りに怒られたらどうしようという不安がぐるぐると渦巻く。まだ言葉があまり通じない子どもにキレてもしょうがないし、でも周囲に迷惑をかけていることをなんとも思わない親だとも思われたくない。着陸まではまだ少しかかりそうだが一向に泣き止む気配がない子ども。こっちが泣きたくなってしまう。ややパニック状態になっていることを自覚する。とにかく無になり、一分でも早く到着することを祈りながらぐっと堪えなんとか到着。機内を出るときに前後左右の方達に頭を下げていそいそと降りた。親子共にどっと疲れるフライトになってしまった。子どもは泣き疲れ、空港からのバスでは、勿論ぐっすり寝ていた。

今回は非常に学びの多い旅だった。しかし、このように振り返っても次回以降、飛行機機内でのイヤイヤを避ける術について自分の中でまだ答えが出ていない。普段からもっと子どものニーズを理解するよう深く観察しておくこと、困難な状況でもパニックに陥らず冷静を保つメンタルタフネスが必要なこと。とりあえずこれからも育児がんばろう。


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