[詩] 鎌鼬の夜 | 炭酸刺繡/あなたの詩作品を読ませて
鎌鼬の夜は妄想の果てに沈んでゆく
あの子の脚につけた傷は糸
ピリピリ痛む傷口はまるで弾けた炭酸水
ぼくの想いを縫いつけながら
その身が描く模様をなぞり
念の刺繍を紡いでいく
いつか刃筋が腐敗してその糸がほつれても
縫いつけられた瘡蓋は
君の身体を離れない
ダブルで参加させていただきます。
▽ 藤家 秋さんの『炭酸刺繡』
▽ cofumiさんの『あなたの詩作品を読ませて』
よろしくお願いします。
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