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[宇宙杯] 大橋ちよ賞 発表します!!!
宇宙杯 音楽担当の大橋ちよです。
昨日、宇宙杯 みんなの俳句大賞が発表されました。
おめでとうございます!!!!!
3月25日から投句が始まったみんなの俳句大会 宇宙杯。
458句もの投稿がありました。
私には、大会前から『大橋ちよ賞』を選ぶというお約束がありましたので、読みましたよ、全句、がっつり読みました。
純粋に句のみで決めようと思いましたので、詠み人を伏せ、順番もランダムにして選考をいたしました。
そうして、悩みに悩んだ挙句、二句を「大橋ちよ賞」として選ばさせていただきました。
ちなみに、私は俳句に関してはド素人です。
感性のみでやっております。
こんな私に賞を選ぶ機会を与えてくださり本当にありがとうございます。
それでは、大橋ちよ賞の二句、いっちゃいますよ。
春の蝿よけてよろけりゃ無重力
おはようよねちゃんさんの一句。
スローモーションで情景が見えてくる句です。
そう、マトリックスの弾丸を避けるあのシーンのように。
文字を追うごとに展開される「うわ~」っとのけ反って蠅をよけている姿。
よけているのが春の蠅というところもよいです。
また、「よけてよろけりゃ」で「よ」が重なってアクセントとなり、独特のリズムも生まれています。
ユーモアあり、現代的でノリがよくてかっこよい!!!
何なら音楽も聞こえてきそう。
詠み人は選んだ後に知りましたが、おはようよねちゃんさんにしか詠めない、ずばーんと私の脳に入って来た素晴らしい一句でした!
振り向きて歩んだ段の多さ知り
たまごまるさんの一句。
この句から浮かぶシーン。
長い階段、神社やお寺の階段で振り返っている。
それは同時にこれまでの人生を振り返っている。
この句には、季語がなく、直接的に季節を感じる要素も入ってはいません。
なので、もしかしたら川柳なのかもしれません。
なんだけども、私は猛烈に春を感じました。
日本で生まれ育った私は、子供のころから桜の頃に出会いと別れを繰り返してきました。
だから、人生を振り返るのは、春なのかも。
これが、別の国や地域だと、晩夏や秋の句になるのかもしれない…
様々な解釈の可能性があって、振り幅がとっても広いです。
この句と向き合う人の個々の経験、歩んで来たこれまでの道程の違いで、印象ががらりと変わって受け止められる…そんなすばらしい句です。
選んでからたまごまるさんの句であることを知り、そしてご本人の記事も読みまして、じーんとしました。
以上が大橋ちよ賞です。
素晴らしき俳句の世界☆
ありがとうございました!!!!
☆後日、私の勝手に推薦句・歌も公開予定です☆
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