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クリアしたくないゲーム

 ゲーム歴はずいぶんと長い。

 持っていたハードを考えても、ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジン、メガドライブ、ゲームボーイ、ゲームギア、プレステ1~プレステ4、WiiU、Switch、Nintendo3DS、PSVitaと、我ながらなかなかオタクだ。

 小学校のとき友達の家でスーパーマリオブラザーズにハマってから、様々なゲームをプレーしてきた。アクションはそんなに得意ではないので、RPGが多かったように思う。

 ただ生来そんなに凝り性ではないので、一通りストーリーをクリアするとどこか冷めてしまい、2周目やいわゆるやり込みはほとんどやってこなかった。

 持っていたゲームも多かったので、そこまで時間がなかったのもある。RPGは一本クリアするのに40時間~80時間くらいかかるため、サラリーマンには時間を捻出するのがなかなかつらい。

 そんなゲーム熱も年をとると少しずつ失われていくが、WiiUを買ってしばらくして何を買おうか結構悩んだ時期があった。

 WiiUはハードの構成からかサードパーティがあまり多くなく、そもそもゲームの本数があまりなかった。

 Wiiとの互換性があるとのことでwiiのソフトを調べているとものすごく評価の高いソフトがあった。

 『欲しいな』と思ったものの近所のショップには在庫がなく、どうしようかと思っていたところにnew3DSへ移植されるとのこと。発売後すぐに買ってしまった。

 そのソフトの名は『ゼノブレイド』。ディレクターが過去に関わってきたゼノギアスやゼノサーガもプレー済みではあったものの画面から感じる世界観はずいぶんと異なっていた。一言で言うと明るかった。ゼノギアスもゼノサーガも素晴らしい作品だったが、全体に流れる雰囲気がどこか憂鬱だった。ゼノブレイドはその点フィールドの雰囲気なのか何なのか分からないが、そう言った暗さは無かった。

 そしてゼノブレイドをプレーして、すぐにハマった。ストーリーも確かに良い。キャラもそれぞれたっている。それらは確かに魅力的なのだが、このゲームはゲーム内でのコレクション性と言うか、色んな項目に少しずつ達成感を感じさせる項目があり、世界から離してくれないのだ。

 アイテムはコレペディアと言う図鑑の様な形式で収集率に合わせて細かくアイテムが貰えるし、クエストも数多くある。そのクエストも町の人の評価を上げないと依頼されないものもある。ストーリーは確かに面白いが、ストーリーを進めすぎると消えてしまうクエストもあり、ついつい寄り道してしまう。

 また、ストーリーを進めていくと街の復興イベントがあり、これも人の移住やモンスターがドロップするアイテムを求められたりと色々な要素を要求される。

 そもそもフィールドが広大で見えているところには割と行けるのだが、上記の様に様々なイベントがあるため探索が無駄にならない。コレクションしたアイテムで仲間とのキズナを上げることもできる。とにかく探索が楽しく、広大なフィールドを歩くのが楽しい。なお、あっちこっちお遣いすることになるため、スキップトラベルも可能でストレスはない。

 ストーリーも秀逸で、王道の様でいてそうでもない。予想外の展開と壮大な世界観があり、飽きずに最後まで行ってしまう。上述の通りなかなか寄り道してしまい進まないのだが。

 色々なゲームをプレーしたが、クリアしてゲームの世界から出るのが惜しいと思えた数少ないゲームだった。つい最近switchでも発売されたため、もう一度プレーしてみたいとふと思ったため書いてみた。


 ちなみにあまり評判の芳しくない続編「ゼノブレイドクロス」も個人的には大好きだ。途中の寄り道の楽しさは変わらないし、フィールドはゼノブレイドより綺麗だったのでこちらもハマった。万人受けはしそうにないが。


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