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「団子三兄弟の冒険」 下

この物語は2部構成になっています


第二章:爆発の真実

イベント当日、三兄弟は田中からVIPチケットをもらい、会場に足を運んだ。華やかなステージ上で、田中が自信満々に団子を紹介し始めた。

「皆さん、これが新しい驚きの団子です!一口で未知の世界へ!」

観客は興味津々で見守る中、田中が団子を手に取り、一口食べた。その瞬間、田中の顔が真っ赤になり、目から涙が流れ始めた。

「辛いっ!…でも、美味いっ!」

観客は大爆笑。田中は何とか辛さを堪えながら、団子の味の変化を説明し続けた。

その後、試食コーナーで次々と人々が団子を試し、皆一様に驚きと笑いを提供された。大成功のイベントに三兄弟もほっと一安心。

しかし、イベント終了後、田中が三兄弟に近づいてきた。

「実は…爆発的な味の変化、あれは想定外だったんだ。でも、結果オーライだよ。大評判で、会社も大満足だ」

三兄弟は苦笑いしながらも、自分たちの団子が人々に喜ばれたことを実感し、達成感に浸っていた。

「これからも、面白い団子を作り続けような」と太郎が言うと、次郎と三郎も頷いた。

こうして、三兄弟の団子屋は新たな冒険を始めるのであった。

おわり




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