知らんでええ

明日で２月４日。
一年の節目。

世間が慌ただしいし
みんな休みでお祝いモードな
年末年始。


年末と正月は仕事上だけ
世の中に合わせてるけど
個人的には
特に何もしない。

テレビもないし、紅白とか
そういうのもないし
正月のわざわざくそこんでる時に
参拝になんて行かんくなった。

あれはいつのことだったのか。。。
正月に大きな神宮にお参りに行ったときに
「あれ？御神さんおれへんやん。」って
気が付いた。

あれ～～～。って。

そんでいつからか
忘れたけど
節分を私個人的には
節目。
２月３日で終わり。
２月４日から始まり。に
変わった。

そんで今日。
ああ、今日で一年
終わりやなーって
思ってたら
LINEが着た。

おとんから。

「検査結果異常なし。」
との報告。

やっと帰れるーー徳島に。
ええ日じゃ～。
最後の締に最高の出来事。

私がおととしの夏に
神奈川に引っ越してきて
次の月に
「お父さんが癌になった」と
いう報告を受けた。

さすがに３日ぐらいへこんだよね～。
そのぐらいからお父さんの周りでも
結構癌で亡くなってたのもあって
結構本人的にもショックだったと思う。

経緯的に言うと
便に血が混じってるのを発見。
病院へ行く。
腸にポリープあるから切りましょうと
手術。

そのポリープを念のために病理へと
そんで分かってしまった
大腸癌。

それもレベル１やから取りましょうと
２回目手術。
そんで、数か月後全身の
検査して
異常なかったら終わり
癌がどっかに見つかったら
治療。って
な感じで
そしたら、リンパのどっかに
癌が転移してることが
わかってしまった。

ほなら抗がん剤治療。

というわけで
闘病生活が始まった。

面白いことに
私が引っ越ししてからの話。

おもっしょい。
これ、もし引っ越し前やったら
引っ越しやめてたかもしれん。って
思う。

で、闘病が終わるまで
帰ってくるなとおかんに言われた。
コロナやインフルエンザも
あるし
子供が持ってる菌が
一番危ないと
病院の医師にも言われたと。

なにににににに～～。って。

そんなこんなで
引っ越しする前は
３か月に一回ぐらいは
帰るわ～なんて
地元の人にも言っていたのに
気が付いたら
引っ越してから全然帰れてない。

抗がん剤治療は
３週間続けて、一週間休みの
繰り返しを８回ぐらいが
ワンクール。

それが終わって
検査して、がん細胞がなかったら
一旦治療は終わり。
まだあったら、引き続き何だろうか。

この抗がん剤治療。
免疫がた落ちでめっちゃ
しんどいのは聞いていたけど
おとんの場合は
肝機能と赤血球減少で
何回も治療をストップしていた。

かろうじて
抗がん剤治療が進めれたときは
それはそれは
身体がだるくて
心がやる気をごっそり取られたって
言っていた。

なんもしたくない。
なんもやる気がおきん。
なんちゃおもろない。
ただしんどい。

これが、、、毒薬。

なんぼがん細胞を殺せるとはいえ
心の芯を奪われるなんて
私には無理だと
思った。

おとんは治療なんて
やりたくなかったけど
看護師のお母さんという
奥さん。
それは無理。

一回だけお母さんに
言った。
治療なんてせんでええんちゃん。って。
治療始まったら
しんどいし、
免疫下がってるからって
どこも遊びに行けんし
美味しいものも食べれんしな。って。

そしたら、
あんたはお父さんの奥さんちゃうやろ。
ほっといてくれと
言われた。

おとんも
わしが選んだ嫁やから
しゃーない。って。

「あんただけの体とちゃう」って
お母さんは
口癖のように
昔からよく言うてた。
今でも覚えてる。

あんたが死んだら家族だけじゃなくて
会社も従業員もみんな路頭に迷う。って。

会社の経営者って
大変だな～って
勝手に死ねんのやもんな～。って。

死ぬんやったら
全部片してから死ね！！って
めっちゃ怒ってるのも
見たことあるし
今回もそないおとんに向かって
言うとったな～。

怖い女房やな～～。ｗ

あんたは社長やけど
私は会長！！っても
よう言うとった。あははは。

おとんの
闘病生活を聞いて
思ったのは
知らんほうがええ。って
心の底から思った。

あれ？なんかおかしいな。って
思っても
無視して生きようって思った。

検査なんてまっぴらごめん。

なんでみんな
あんなお金出して
時間作って
嫌な思いして
爆撃受けて
検査するん？って。

早期発見早期治療って。
ほんな命惜しいなら
もっと日頃の生活
見直せよって思う。
これ、私だけ？？

病気なんて誰でも
多かれ少なかれ
体内にある。

ガンが命を脅かすまで
何十年もかかる。
そんな１年２年で悪さなんてしないし
どんな細胞も
がん細胞も含めて
でっかなったり、ちっちゃなったり
して体の中で
存在してる。

それをどのタイミングでも
体の中調べまくったら
なんかしら出てくるに決まっとる。

どんだけええ生活できとる？？

できとるわけないやん。

まだ生理あるしな。
ホルモンバランスに
左右されて
イライラもするし
ぶっちんって切れる時もあるし
落ち込むし、
風邪もひくし
たまに外食瀬なあかん時も
あるやん。
家でおるわけにいかんやん。
外はもう菌だらけ。

今の生活なんて、
家から駅まで自転車で
走ったら
鼻くそ真っ黒になるぐらい
排気ガス。

そんな生活で
子供３人もお腹で
自分の栄養全部あげて育てて
挙句の果てに３回も
帝王切開で皮膚切って
筋肉切って、子宮切ってよ。
麻薬打ちまくらな
のたうち回る具合痛いこと
したんよ～～３回も。

そんなんでさ、
健康なわけないやん。

自分でわかっとる。

私は家族に宣言しとる。
わたしは外科的なこと以外は
病院へは行かん。

なんもなってない。
おとんもそうだった。
あの日。
血便がでなかったら
今頃ガンなんて知る由もなく
普通に車運転して
仕事して
うまいもん食って
酒飲んで
旅行へ行って
湘南にだった遊びに来れてたはずやし
わたしらも帰れてたはず。

いっぱい楽しいことも
できたはず。

どっち取るかは
本人次第やけど。

わたしはやっぱり
知りたくないなって思った。

のたうち回るほど
意識が飛ぶほど痛くなって
初めて病院へ行けばいいと
思う。

でもなるべくそうならないように
でも急にそうなったときの
ことも考えて
私は常に日々を生きている。

死んだ人のことを
思うと
あんなに生きてる間に
こんなこともして、あんなこともして
なのにもうおらん。
あっけない。
なんにもない。って
思う。

人生ってあっけないって。

でも。
自分の人生のどこの１０年を
切り取っても
あ～～～～長い～～って
思う。
あの１０年もう一回
やれって言われたら
やりたくないって思う。

世の中の人は
ほんまに占いとか好きで
明日以降の未来が
どうなってるか
気になってしょうがない。

わたしは、むしろ
知りたくない。

なんで？
未来なんて知ったら
嫌じゃ。
知らんから今楽しめる。

私は何も知りたくない。
未来のことは。

体の中も知らなくていい。
だって、
今ご飯食べれるし
歩けるし
汗かくし、うんこもしっこも
ちゃんと出る。

免疫なんて
どんなええもん食っとっても
心が病んでたら
全然あかん。

というか心が病んでたら
ええもんも体が受け付けん。

心一番。

だけども体を
わざわざ破壊するような
食べ物食べてても
そりゃだめやけどね。

おちづさんは
マックなんで食べんのですか？
たまに聴かれる。

「まずい」と正直に言うたら
なんか嫌な雰囲気になるから
「胃が壊れる」とだけ言う。

もう４０過ぎたおばはんには
消化できない食べ物ナンバーワンが
ファストフードです。と。

わたしは
検査はしない。
占いもしない。

さんまさんが
おれは病気にならへん。って
言うとったのを
見たことがある。

あんな忙しい人やし
いろんな人に毎日会って
いろんな場所へ移動して
菌もくそもない。

なのに。

そしたら、よう喋ってる人は
肺が勝手に強くなる。
よう笑う人は病気にはならんと。

いろんな病気への見解を
聞いてきたけど
これが一番納得した。

笑う。
喋る。
大声で。
ほんで動く。

生きながら
できること。

うちもおかんは
病気一つない。

がりがりで３８キロしかない。
１６０センチもあるのに。

周りのぽっちゃぽちゃの
マダムたちに
あんたもっと食べな
風に飛ばされて死んでまうで
と言われる。

おかんも、
ポケットに石ころいっぱい入れて
自転車こがんと
吹き飛ばされたらあかんやろ～って
いっつもボケている。

それぐらいがりがりやけど
風邪すらひかん。

昔、看護師一発目が
救急外来勤務で
事故で運ばれてきた人たちを
たくさん見すぎて
わたしは車には乗らんと
一人一台の車社会の徳島で
ずっと自転車を
私が小さい時から
あっちこっち。

今も変わらず自転車で
わたしが小学校の時から
家のダイニングは
喫茶店と化し
ひっきりなしに
近所のいろんな奥様方が
おやつもって
おかんの淹れてくれた
コーヒーを飲みながら
入れ替わり立ち代わり
喋り倒しに来る憩いの場やった。

それは今も変わらない。

毎日口が腐るほどしゃべって
笑って、
ちゃりこいで
ご飯は小食。

これぞ現代の人たちが
めっちゃ言ってる健康法やんて。

よくそんな喋れるね～って
ひろしに言われるけど
おかんには適わない。

あんぐらい喋ったほうがええんかな～～。

女が男より長生きするっていう
からくりもそこに通ずるかもね～。

でも、わたしは
ひろしよりどうしても
先に逝かせてほしい。と
神様にお願いしている。

一人残っても楽しくないもんね。

生活が悪かったら
早く死ねるんだろうけど
悪いと日々の生きてる時の
体や心がしんどい。
それも嫌やもんな～。

身体の病気。
そうなった時に治すかどうか。
若い時は治すけど
７０歳過ぎてそうなったとき。
どうするか。

だって、身体は治癒できても
脳みそがポンコツになってしもたら
生きてる意味あんのかなって
思うから。

今回おとんは
なんとか治癒？できたけど
どうか脳みそがぽんこつになって
結局施設生活にならんようにって
思う。

今の日本では
枯らして死なせてはくれない。

死にかけの人に
どんどん栄養と水分を与える国。

わたしは絶対にそうなりたくない。
枯れて朽ちて死ぬ。

先に身体が病気になって
死ねたらと思う。
今日この頃。

明日から新しい一年の始まり。

調べたら、
あ。
三碧木製の年なんか～。

ふわふわ、うきうき
なんでも楽しい～～って
感じなのかな。
前向きな一年になりそうやね～～。

あんまりじたばたせず、気負わず
とにかくなんでもやってみようって
頭で考えずとにかくチャレンジって
そんな感じでなんでも取り組んでみたら
ええかもね～～。