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サイン

 「いつか俺もそんな風に
捨てられるだろうか?」と
ひろし。

え???なにが??

家にあったものを
どんどん容赦なく処分してる
わたしの背後で
すごいねーーとひろし。

ほんと急にスイッチが入る。
この歳になってから
ぐっと我慢できるようになったけど
「やりたい」と思ったら
その時片付けないと
我慢ができず
夜中でも、一夜漬けになろうとも
断捨離をしてしまう。

今思うと
あれは普通じゃなかったんやなと思う
ひとつが
部屋の模様替え。

中学生ぐらいから
今までずっと
部屋の中の家具の配置を
一人ででも動かして
部屋を一斉総裁。

わたしの実家の部屋の床は
傷だらけだった。
なぜならば、大きなベッドも
机も一人で動かした。

待ってられない。
お父さんが起きるまで。

自分の中で片付ける順番があるから
おかあさんに手伝ってもらったこともない。

昔からずっとそうしてきた。


一人暮らしの時も
空間を変えて変えて
し続けた。

それをこの歳になっても
まだやってる。

でも、自分でも
なんでいきなりそんなことを
しだすのかわからない。

でも、わかってることは
断捨離をした後の生活が
とても快適でスムーズに
進むということ。

今回の私の断捨離は
店がスタート。

会社がどんどん大きくなって
お客さんも増えてくることで
会社もワンステージ上がって
箱をでかくしてパワーアップする
段階で
ひろしが世の中のお父さんみたいになり
家のことになにも携われなくなり
必然的に
わたしがワンオペ主婦に徹しなくては
ならなくなり
お店を開店できなくなった。

どんどん埃だらけになって
カビも生えていってるんだろうと
締め切った店内を
想像すると
うんこがしたいのに
便器の前で、うんちするなって
言われてるぐら
辛抱した。

あ~~~~~~掃除に生きたい。
空気通したい。って。

ようやく、会社も
無事ステージのランクアップができて
お店のシャッターを
ガラガラ。

もう、もう。
もう、ひどい臭い。
かび臭い、埃臭い。

大掃除です。
店にある、ドライブらわーも
全部取って、捨て
什器も半分にして
掃除しまくった。

あーーーースッキリ。

仲のいい商売をしてる
友人に
その話をしたら
「ドライはあかん。
もう卒業しな、」って
言われた。

植物ってな、空気の浄化を
してくれて
吸いきったら枯れる。

長持ちするって言われる植物も
空間がどろどろだったら
すぐ枯れる。

あんた、でっかい庭に
いっぱい生きた植物が植わっとんやから
毎回切ってな、
店の浄化のために持っていき。って。


ドライフラワーの枯れた
くすんだ感じが好きだった。
わたしの世界観にピッタリだった。

知っていた。
植物の世界で枯れた植物は
死だってことを。

会社が忙しくなったのもあるけど
あの店を営業したいと思う
気持ちが店をしつらえ終わった瞬間に
萎えたのは
そういう事だったのかもしれへん。

どんなかっこええドライフラワーの束より
そこらへんに生えてる生葉の方が
エネルギーがある。

思ったら吉日。
店のドライフラワーはもちろん
家に飾ってあったドライフラワーも
全部処分した。

あ~~~~~~
なんか、気が通ってきた。

そしたら、急に
埃が気になりだした。

次に目を付けたのが
本。

あ、本。
あかん、ほこりごつい。

一年飾ってる本はもう
要らんってことやろと。

子供の絵本含め、整理した。
わたしは
本もかなり自分が勉強してきた
数々の書籍のコレクションがあって
こっちへ引っ越ししてくる時にも
捨てれず、もってきたものが
大量にあった。

それを、全部捨てた。
寛の本も整理してもらって
本棚に並べられる量に絞って
あとは処分してもらった。

そしたら、本棚から
箪笥、引き出し、納戸に
あるものの整理をいっぺん
しようと思って
断捨離スタート。


わたしは、顔がいまいち
スタイルもいまいちだったのもあり
美しい人に勝つためにはセンスを
磨かないと勝負ができんと
中学生の時から
ファッションに憑りつかれて
ほとんど稼ぎは
ファッションに費やしてきた。

あ~これはもう手に入らへんっていう
ヴィンテージの物もたくさん持っていて
それがなかなか手放せずにいた。
徳島から引っ越してくる時に
半分ほどは処分したけど
それでも衣装がごつかったけど
それも今回また
ある程度断捨離できた。

それも、友達のエピソード。
友達の友達が
友達が25年も前に一度着た
ウェディングドレスを
そんなもん今度いつ着るつもり?
まさか娘に着て欲しいとか
思っとんちゃん???
そんなん娘がそん時着たい
ドレス着せてやり。って
言われたのをきっかけに
いろんな服を手放せたという
エピソードを
聞いた矢先に
SNSで、死んだ親の家の遺品整理する
業者の投稿が出てきた。

携帯ってすごい。
今私の考えてること
伝わってる???ってよく思う。

何人分の食器?何人分の服?って
そんな感じで一人の老人の家の中の
物が多いこと。

去年、友人がお母さんがなくなって
遺品整理に半年かかったって
話も思い出した。

そしたら、たまたま
サブスクでできてきたお勧めの
ドラマのストーリーが
一人の女性が日々の息苦しさで
会社もやめ、彼氏とも別れて
寝具だけ持って
次の生きる場所へ行くところから
物語が始まる。
それでも新しい場所で
人と出会い成長していく。

いろんなサインが
わたしの脳に入ってくる。

ドライフラワーを全部捨てた時に
あ、なんかエネルギーが
足りんぞと思って
次の日に植木の一本
買ってきた。

「ん??波動が動いてる。」って
ふと感じた。

あれ、これは次なるステージ?

今のステージをクリアすると
次のステージのための準備期間がある。

それが私の人生の整理整頓
要らんもんはつべこべいわず
全部捨てる。

次なるステージへ上がるのに
今回必要なことはなにか?

今回は相当のエネルギーで
大きく羽ばたかないと
上がれない気がした。

大きく羽ばたくには
身軽がいい、
シンプルが良い。

そう思えた。

家の中の引き出しを
全部開けて
去年の冬一度も使わなかったものは
全部処分しよう。

去年冬の期間中に
使わなかったもの
家にどれだけあるだろうか?

めっちゃある。
どんどん、分別しながら
袋に入れていく。

子供の去年の秋冬の服が
全部ちんちくりん。
え!!!
はよ買わんと、寒くなる前に。
びっくりして
急いで、注文したり。

そもそもわたしは
整理整頓、収納ができない。
同じ引き出しに
いろんなものをとりあえず
詰めてしまったりするし
掃除機だって
物を片付けながらとか
できない。

管理なんてできない。
すぐ忘れるくせいに。
引き出し各所、なにを
どれだけ仕舞ったなんて
思い出さん。

なら、なくていいってこと。

その時使ったお金とか
労力を考えると
手放すってすごい勇気がいるけど
手放してしまえば
もう忘れる。

手放すときだけ。

生きるために
必要なものだけに
していきたい。


貯め込む時期、手放す時期っていう
タイミングが
人間はずっとやってきていると思う。

そうやって繰り返していく。


必要だと思って買ったけど
そんな要らんかった。っていうのもある。

でもそれを勿体ないと
手放さずに
仕舞っとくと、
そこに湿気がたまりカビが生え
虫がわき、埃がたまる。

それが乾燥して
空気に揮発していく。

これが、空気が悪いっていうやつ。

いつも言うてるけど
幽霊やオーラなんて見えなくても
誰でも
空気、気、は読めている。

あ、ここ空気悪い。
あ、めっちゃここ気持ちええ。

あ、この人なんか嫌。
あ~なんて心地いええ時間やろうか。

毎日の占いなんて
あてにせんでも
自分で気が付ける。

わたしが店に足を運べなかった
理由もそれだと思う。

扉を前も後ろも開けて
風を通した。

埃は全部風で抜けていった。


空間の体積の比率の2割ぐらいまでに
物を抑える。
これが大事。

圧迫感が嫌いなのに
欲張ってあれもこれも
並べたろうと思った私の欲も
埃と一緒に葬った。


まだまだファッション欲が
全部捨てきれない。
これは徐々に。

一着、防寒できるアウター。
ちょっと寒くなったら羽織れる服、一着。
クラシカルなちゃんとした場に
着て行く服、一着。
普段着の上下3セット。
部屋着、下着類は
雨降って洗濯できなくても
着まわせる上下4セット。

靴は足が疲れない靴で
クラシカルな靴と普段靴
と雨用の長くつを
一足ずつ。

日よけの帽子2つ。

それだけで生きていけるのに。。。。
わかってはいるけど。
あとどれぐらいで
そこまで減らせられるだろうか。。。

まだまだ、見てくれを
気にしてる証拠。
誰も気にしとらんのにね。
誰に評価されることもないのに。

でも、もう外見を飾るものには
投資はやめる。

子供たちや自分たちの
人生の中身。
経験や思い出にお金を
費やしていきたい。

生きて生活をこなしていく
生活道具は一通り揃ってる。
壊れたら、買いかえる。

もう要らん。
服も破れたら、買い替える。

もう、増やさなさい。

これが次なるステージ。

2年前の移住で店のものも
家の物も結構断捨離したつもりなのに。

でもその時は手放せなかったのになーー。

こんな、量になるってぐらい。
家って、ほんま貯蔵できる。

どんどんもの減らして
そして、収納棚をどんどん処分して
部屋の空間を広げていけば
掃除の苦手な私も
掃除する。

やっぱ綺麗なのは気持ちがいい。
溢れてると気にならないけど
何もない所のごみは
無性に気になる。
そういう心理作戦で
いつも店も家も綺麗に保ちたい。


「ひろしは捨てないよ~~~
毎日24時間わたしには必要!!」


子供はすぐ巣立つて
自分の世界で生きていく。

それは置いといて、
極論、ひろしさえ傍にいれば
何も要りません。


とにかく。
何かが動き出してる気がする。
目に見えないけど。
感じるだけ。

大きな波が、まだ見えてないけど
向かってきてる空気を感じる。

そのでっかい波に乗るための
準備、段取り、
いつでもゴーできるように。

身の回りの整理整頓。

2025年楽しみでしかない。
なにが起こるんやろうか。


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