子どもの防犯、プライベートゾーンのお話

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

年少から年長クラスの子どもたちには、プライベートゾーンについてのお話しをします。
プライベートゾーンは体の大事な部分のこと。見られたり触られたりしたらイヤな場所のことです。

悲しいことに子どもを狙った犯罪はあります。
保育園やご家庭では常に子どもに付き添っているので危険は少ないとは思いますが、大人の目が離れている隙に何かがあった場合に、子ども自身が

「ここを触わるのはおかしい」
「見るられたらイヤだと思うのは正しい」

ということを知っていれば、大人に助けを求めたり、逃げたりすることができるようになる可能性が上がります。

プライベートゾーンの定義

・水着を着た時に隠れる場所が「プライベートゾーン」
・プライベートゾーンはほかの人に見せたり触られたりしたらイヤな場所
・自分がほかの人のプライベートゾーンを見たり触ったりしてもいけない
・触られたり見られたりして、少しでもイヤと思ったら「いや! やめて!」と言って良い

イラストも交えて、子どもたちに伝えます。

大切なのは、プライベートゾーンは汚い・恥ずかしい場所ではなく、あなたにとって大切な場所であるということを、子どもにわかってもらうことです。

プライベートゾーンを意識したお着替えの練習

2歳児クラスから、水遊び・スイミングの時はラップタオルで体を隠すように指導します。
お着替えの時も、全部脱いですっぽんぽんになってしまうのではなく、先に下半身のズボンを着替えてから、上半身のシャツを着替えるように教えています。

自分でお着替えすること自体がまだまだ大変なころですが、子どもの気持ちの中に「裸はあまり他人には見せないもの」という認識が生まれれるきっかけになればいいなと考えて指導しています。

さらに、年長クラスになると、男の子と女の子は別のスペースで着替えさせるようにしています。
これは子どもの体を大事にすることと同時に、小学校のお着替え(教室をカーテンで分けて男女別に着替える)に慣れさせる意味もあります。

自分の体は大切だということ、他人の体も自分の体と同じように大切だということを、ちょっとでも子どもが気づいてくれればいいなと思います。


奥沢