見出し画像

お手伝いで育む自己肯定感、生活の中にちりばめて

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

保育園では0歳児クラスの赤ちゃんにも、自分でできることは自分でしてもらい、お手伝いも生活の中にちりばめるように入れて、積極的にしてもらっています。

もちろんすぐには上手にできませんし、むしろ保育士の仕事を増やしてしまうようなことが多いのですが、それでも子どもにお手伝いをしてもらうようにしています。
お手伝いは子どもの体を鍛え、成長を促すのに最適だからです。

例えば、

テーブルのぞうきんがけ→腕を広げた全身を使った運動、汚れた部分を拭き取る時は指先の力をコントロールする。
布団を運ぶ→バランスをとるので体幹が鍛えられる。
たまごを割る→指先の力をコントロールする。
ゴミを拾う→足元にある小さなゴミを認識して、屈んで指先でつまむ。全身コントロール。
おもちゃのお片付け→もどす場所を把握する空間認知能力、物を大切にする心を育む。
お洋服をたたむ→ある形を別の形にする図形の認識能力。大きなおりがみ。

何気ない動作の中に、普段必要な体の使い方を鍛える要素がたくさん含まれています。

そして何より、子どもたちはお手伝いが大好きです。

保育士が使っているホウキを見ていたことがあるので、お手伝いをお願いしてホウキを渡すと、とてもうれしそうにホウキでゴミを集めだしました。
保育士を見て動き方も学んでいたようです。

子どもがお手伝いをした後には、保育士やご家庭の人に「ありがとう」と言ってもらえるので、自己肯定感を育み、達成感も得られます。人の役にたつ喜びを覚える大切な機会です。

お手伝いは良いことずくめです。


奥沢