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保育園のミニミニ運動会、運動会の意義から考える

「グリーンヒル奥沢保育園」は世田谷区にある認可保育園です。
0歳児から5歳児までの定員は50名です。

運動会を行いました。今年は感染症対策をしなければいけませんので開催しないという選択もありましたが、子どもたちの運動の発達をお見せする機会を作りたいということと、すでに運動会を経験している年中さんや年長さんの子どもたちが運動会を楽しみにしているので、感染症対策を最大限に行なったミニミニ運動会と言う形で行いました。

今までは小学校の校庭を借りて全学年一緒に行いましたが、今年は大きな会議室で、年少・年中・年長クラス、1学年ごとにしました。また、時間も1時間と短くし、演目をしぼっての開催です。

0歳児・1歳児・2歳児クラスは運動会はとりやめて、「運動・遊び月間」として、遊びの中に運動を多く取り入れて、普段の園生活の中から運動の発達の様子を保護者の方にお伝えするという形にしました。

規模が小さくなってしまうので残念な気持ちもありましたが、これまでの運動会で当たり前に行っていたことが「運動会って本当に子どものためなのかな?」と、保育士たちで考えるきっかけにもなりました。
少し難易度の高いお遊戯を覚えたり、かけっこなどで競争したりすることで、子どもの成長を促される面はあるのですが、本質的には「体を動かすことが楽しい・気持ちいい」ということを子どもたちに経験してほしいので、「子どもたちが教わったことを発表する運動会」ではなくて「子どもも保護者も保育士もみんなで楽しめる運動会」になるように考えました。

ミニミニ運動会の当日、朝から子ども達はやる気に満ち溢れていて、早くお父さんやお母さんに自分たちの姿を見せたいという気持ちでいっぱいのようでした。
少し緊張もある中、一人一人が精一杯の全力を出していました。見てもらい、認めてもらうことが今後の子ども達への大きな自信となると思います。また、子ども達自身の精一杯の姿が沢山の人を感動させる力を持っているということを子ども達は実感しているようにも思えました。

見学も各ご家庭から1名のみとさせていただきました。保護者の方のご協力にも感謝致します。ありがとうございました。


奥沢