私的THE BACK HORNベスト10

皆さんお元気ですか!!私はカスみたいな恋愛のせいで完全にメンタルがぶっ壊れています!!!!note結構長いこと放置してたけど何か文章でも書いてないと気が狂いそうなので久々に書いちゃうぞ!!!いえあ!!!!



はい。タイトル通り、THE BACK HORNの好きな曲を10曲紹介してこうと思います。歌詞の解釈とかは全然できない癖に中途半端に選曲がマニアックなので誰向けだよって感じですが、それでも良ければどうぞ。


10位 悪人

この曲は割と最近(2015年)(最近か?)の曲ですが、かなり重い曲というか初期とは別の方向で鬱曲って感じです。
こういう抽象的な歌詞の解釈とかは苦手なので他の人に任せるとして、この曲のギターリフとか構成とかやばいですよね。どんな頭してたらこんなん思い付くんだ(褒め言葉)。
ひたすら不穏な雰囲気で、サビっぽいメロディーもドロドロしていて、終始こんな感じなのかと思いきや、最後の最後であれですよ。「些細な優しさが泣きそうなくらい嬉しかった」「ごめんねって聞こえたかな ありがとうって言えばよかったな」って。やば。遺書に書きたいわ。この曲は結局ここが全てなんだと思います。
何というか、「浄化された」というのもまた違う、何かが失われてそれで全てが終わってしまったような、そういう気持ちになる曲です。


9位 ヘッドフォンチルドレン

4thアルバムのタイトル曲。ハーモニカの音色と気怠げなメロディーが特徴の、どこか退廃的な曲。
この曲も歌詞が難しくて正確な意味はサッパリですが、ちょいちょい自分に刺さる言葉がありますね。ヘッドフォンの中になんて救いはないよ。
バックホーンの素晴らしいところって、歌詞もそうなんですけどとにかくメロディーを大事にしているところだと思います。こんな退廃的な曲でもメロディーがキャッチー。


8位 ワタボウシ

2ndアルバム『心臓オーケストラ』の1曲目。ぶっちゃけそこまで人気のある曲ではないと思うんだけどとても好きな曲。イントロからもう最高。光も音も温度も失われた冬の夜の暗闇のなか、しんしんと降りしきる雪を眺めている情景にぴったり。
年末に実家に帰省した時に、深夜に家の裏口に出て、この曲を聴きながら雪を見て煙草を吸ってました。


7位 枝

6thアルバム『THE BACK HORN』の最後の曲。この曲は本当に歌詞が良い。文学かよ。もう多くは語らんから黙って歌詞見ながら聴いてくれ。
この曲の作詞ってドラムの松田さんなんですよね。バックホーンというと作詞も作曲も菅波さんがメインのイメージがありますが、何気に松田さんの書く詞ってめちゃめちゃに良いですよね。この先のランキングでもあと1曲松田さん作詞の曲が出てくる予定です。


6位 雨

この曲はやべえぞ。『人間プログラム』の曲だと「水槽」とか「アカイヤミ」が鬱曲だとよく言われるけど、何気にこの曲の病みっぷりもやばい。「アカイヤミ」とは別ベクトルにイカれてらっしゃる。
「もしも全て脳が映し出すノイズなら 子供のころ見た冬の夜空描くのさ」とかさ、やばくない??完全に精神ぶっ壊れてる人が考えることじゃん。いやまぁ自分なんだけど。
この曲全体から醸し出されている精神ぶっ壊れてる感じが、同じく精神ぶっ壊れ人(んちゅ)である自分にとって分かりすぎて、かなり好きな曲です。あと毎度のことながらメロディーもめちゃめちゃ良い。イントロのアルペジオもまさに雨って感じで大好き。大喜利のお題で「ギターのアルペジオで雨を表現してください」があったらこれが模範解答だと思う。


5位 風船

この曲はイントロから鳴ってるアルペジオが全て。ぶっちゃけこの曲はこのアルペジオだけで第5位という順位に君臨してます。そんぐらい美しい。
いや歌詞も良いんですよ???めちゃめちゃ難解でタイトルの「風船」が一体何のことかサッパリ分からんけど。でもやっぱこの曲はあの何処か和風で儚げなアルペジオがとにかく印象的かな。印象的すぎてそれ以外書くことないです。


4位 空、星、海の夜

「目覚めると俺は夜の底まで
落ちていたよ真っ暗な部屋の中」
出だしのこの時点で最高。ダメ人間あるあるだ。そんで2番Bメロの
「もし慣れることがやさしさで 許すことのできる強さなら
忘れぬようにとつないだ 手ほどいた時飛べるのか」
良過ぎてキツい。心が重くなってくる。私もあの手をほどけば前に進めるんですか?
んでまぁ毎回書いてるけどメロディーが良い。聴け。


3位 コオロギのバイオリン

これは確か2010年くらいに出した歌詞集に付属してた曲だったと思います(違ったらごめん!!!)。カップリング集にも収録されてるんでサブスクでも聴けます。
「枝」で言ってたもう1曲の松田さん作詞曲はこれ。童話みたいな可愛らしいタイトルとは裏腹に、めちゃめちゃに重い曲です。8分くらいあります。そういう意味でも重い。
孤独な午前2時の憂鬱みたいな雰囲気を湛えながら静と動が切り替わり、最後には何かを悟って終わる。「青白い街灯 虫達の死骸」のところと「沢山の優しさ達が僕を狂わせてしまったんだ」のメロディーが好きです。
沢山の愛情達に僕は許されてしまったんだ。


2位 コバルトブルー

こういう「ザ・バンドの代表曲」みたいなポジションの曲って大体こういうファンが選んだランキングみたいなのでは名前が上がらない印象があるんだけど(ラルクで言うHONEYみたいな)(HONEY好きな人はごめん!!!)、コバルトブルーに関してはバックホーンのファンなら大抵みんな上位に入れると思う。だってマジでかっけーんだもん。
まずさ、イントロがずるい。めちゃめちゃかっこいいリフからめちゃめちゃかっこいいコード掻き鳴らして、もう引き摺り込まれるに決まってんじゃん。
そんで疾走感そのまんまAメロBメロを繰り返して、サビの爆発力よ。山田さんの荒削りなボーカルが最高。感情のパラメータがカンストしてる。
そしてこの曲はMVもやばい。モノクロで、メンバー4人が楽器持って夜の砂浜で波に打たれながら大暴れしてるっていうある意味ではシンプル極まりないMVなんだけど、それ故にこの曲の世界観を最大限に視覚化してます。
ある程度邦楽を色々聴き漁った人だったら絶対に聴いたことある曲だろうけど、万が一聴いたことないって人がいたら今すぐ聴け。YouTubeに公式のMV上がってるからできればそれで。


1位 冬のミルク

映えある1位。これは予想できた人も結構いるのでは。
これはもう、めちゃめちゃな失恋ソングですね。元々大好きな曲だったのですが、ろくでもない恋愛をしている今の自分に刺さり過ぎて、それでますますこの曲が大事な曲になってしまいました。
歌詞はやっぱり少し抽象的なんですけど、具体的な情景や出来事がはっきり描かれていないからこそ、より感情移入させられます。
この曲はTHE BACK HORNとして初めてできた曲らしいです。そして私がギター(アコギ)を始めて最初に練習した曲でもあります。そういう意味でも思い出深い1曲ですね。
毎年冬になるとずっとこの曲ばかり聴いているのですが、もし来年の冬まで私が生きていれば、またこの曲を聴いて、そして思い出すのでしょう。


まとめ

はい。以上10曲でした。このランキングを作るために歌詞を読みながら色々聴き返してたら、めちゃめちゃに心が疲れました。バックホーンの曲って私みたいなダメ人間のメンタルに直で突き刺さるから結構しんどいんですよね(特に初期は)。だから好きなんですけど。

最後に、トップ10に入れるか迷ったけど惜しくも入らなかった曲を箇条書きでざっと紹介して終わろうと思います。いや私にもっと根気があれば、ベスト30とかにもできたんですけどね。

・晩秋
・何処へ行く
・さらば、あの日
・桜雪
・8月の秘密
・ガーデン
・夏草の揺れる丘
・世界樹の下で
・生命線
・ジョーカー
・未来
・扉
・パッパラ
・キズナソング
・奇跡
・浮世の波
・初めての呼吸で
・美しい名前
・汚れなき涙
・シリウス
・ラピスラズリ
・Running Away
・ハナレバナレ
・輪郭

……多いな。これでもだいぶ絞ったけど。正直「何処へ行く」とか「さらば、あの日」、「世界樹の下で」あたりは普通に入れるか迷ったんですけど、この辺入れちゃうと初期曲の割合が多すぎて最近の曲全然聴いてない人みたいになっちゃうんで「悪人」にしました(こんな誰も見ていない記事の個人的なランキングですら他者の評価を恐れてしまう哀れな人間……)。
あ、あと新曲の「希望を鳴らせ」もめちゃめちゃ良かったです。

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