自分のナルシシズムに「冷静に、しぶとく」ポジティブであること。または「承認欲求」へのアイロニーが嫌いであること。

何かというと、自分の中で、「俺って凄い、褒めて褒めて!」と自己暗示し、さらに自分で自分を褒め続けてモチベーションを保っている自分がいる。この際大事なのは人からのリアクションが全然返って来ないことに耐え、一層高い水準に磨きあげようとプレッシャーかけ続けることを止めないことかと。

自分を実際よりよく見せかけないことも大事で、自分のナルシシズムには最高の感度が必要だが、ある意味でははったりかまして、そのはったりにかなう自分を実現しようとプレッシャーをかけ続けるのが私のライフスタイルかも(そのスタイルを人に押し付けるつもりはない)。

人のナルシシズムの鼻をへしおろうとするのは自分のひとりよがりな劣等感の裏返しで、むしろそういう人の「リアルな実力」(みせかけではない)を褒めるのが好きなタイプかもしれない。自分にないものを持っていると感じた人は素直にほめ、見習いたいと思っている。

まあ、自分が人からはそうしてもらいたいと思っているからですが。批判や至らぬところの指摘は、影で冷笑されるくらいなら、たとえそれが見当外れでも大歓迎。「適切な」評価が返ってくれば感謝感激雨あられだが、それがすぐに返ってくることを決して期待しないで孤独には耐える。

そしてそうやって孤独に耐えている自分を、また「かっこいい」と自分で自分を褒めるわけだが、そこまでやっていないとやってられない。

でも、そもそも人様の「承認欲求」をアイロニカルに見る形でマウントを取るのは嫌い。だって承認してほしいのは誰でも同じでしょうよ。

私は #コフート 自身の本は読んでことはないが(マスターソンのコフート批判本は読んでいる)、恐らくコフートの自己愛人格障害治療論って、こうした方向なのではないかと想像している。

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