私も後継の世代にたずなを渡すべき年齢か?
昨日、遠方に向かい、若い音楽関係者と会ったのだが、オーディオ談義も随分できたし、私が最近試みているDTMにも詳しかったし、私が大好きな相川七瀬(相川七瀬のことはいずれ別記事として取り上げたい)も愛用のヘッドフォンで聴いてもらえたし、楽しい半日を過ごせた。
随分頑張って、精進してる様子であった。
私は、前回会った時よりは肩の力を抜いていたし、彼もその様子だったが、それでも私は「燃え尽きて」いたようで、帰りの新幹線の「のぞみ」号は完全に爆睡していた。
「のぞみ」は博多止まりだからいいので、これが熊本や鹿児島まで行く「みずほ」「さくら」の自由席だったら乗り過ごす危険が高かったろう。
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・・・で、今朝方に向けて観た夢だが。
私は学会発表をひかえているのだが、その内容が全くつまらない、根拠のないものであることに直前に気づき、非常に落ち込んで、うろたえている。
鏡をみると、頭髪はひどく薄くなっている。
私の教え子が、どんどん頭角をあらわしつつも、風体が髭を伸ばし、別人に見えるようになっていたことを思い出す。
私は、自分が絶頂期に会った頃の学会発表すら、実は内容が空疎であったことに今は気づいている(ことに夢の中ではなっている。私の夢の定番ネタ)。
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・・・実際にはかなり長い夢のように思われたが、非常に苦しい悪夢で、起きた時にはほっとした。
夢分析のプロである私は早速夢の理解を試みた。
以下の本に私の夢分析手法は書いている。
夢の中と現実が何が違うかを重視するのも大事なことである。
まず、私は61歳になり、白髪こそ少し増えてきたが、髪の量は、母親譲りで極めて多い方に属する状態を維持している。
夢の中では、現実の変化が、より極端に表現されることはよくあることである。
私が、昨日の若い人との接触の中で、自分がずいぶん年長になってきたことをしみじみ感じさせられたことの影響が大きいであろう。
夢の中の私の教え子は、(リアルワールドの本人には迷惑かもしれないが)私の分身であり、後を託す人である。
私が自分の過去の学会発表で、今は内容が空疎だったと思っているものは確かにいくつかあるのだが、現実には、いくつか重要な功績を果たしたとは思っている。
恐らく、実は私はまだこれから成長の余地があり、努力を重ねねばならないことの示唆であろうか。
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