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カウンセリング受けてみた③

4回目のカウンセリング

50分1枠で、月1回の頻度でやってもらってます。


今回は先日の母親との出来事について話しました。


私の仕事ぶりを知っている人が、うちの母親に「娘さん、お仕事頑張っていらっしゃいますよ」と言ってくださったようで。

それを母から「〇〇さんが、お前のことをすごいすごいと言っていた」と聞かされたんですね。

その時の母の表情や視線が、まあわかりやすくて

目はあっちの方向いてるわ、表情は曇っているわ、つまらなそうに話すわで
なぜ私にわざわざ報告してくれるんだろうか っていうくらい態度が悪かったんです 笑


保健師の仕事してて
「子どもが褒められたとき、親はどんな表情をしているか」ってすごく大切な情報なんですけど、

自分の母親を見て「ああ、娘が他人から褒められることが、おもしろくないんだな」と気づきました。

不思議と悲しいとかモヤっとした感情はなく
「子どもが褒められてうれしくないなんて、かわいそうな人だな」と思ったんですよね。


それは、私が仕事でたくさんの親子に接する中で、

子どもが褒められて、嬉しそうにほほ笑む親御さんを、たくさん見てきたからこそ思えたのかも。

子どもの成長を嬉しい と思える人達に実際に会ったからこそ、わかった気づきなんだろう。




あとは、自分が保健師という資格と取って、公務員という道を選んだ理由について。

もともと母親から「女は資格持ちか、公務員」と言われて育ってきた。

要は、一人の女性として自立して生きるには、そのどちらかの職種がいい、と。

小さいころから両親の仲が良くなくて、

父はしょっちゅう
「誰に稼いでもらってると思ってるんだ!!」と母や私達に言っていた。

たぶん、そんな状況を変えたくて、悔しくて、
母は資格を取ると宣言し勉強を始めた。

家の中は母の手が行き届かなくなり、夕飯もインスタントラーメンを自分で用意していた。

母は黙々とテーブルで教科書広げて真剣に勉強してた。

子どもなりに「おお、大人でも勉強ってするんだ」と驚いた。

家は汚くなっていくけど、不思議とそれは辛い思い出にはなっていない。

父は「なんでこんな汚いんだ!」と帰ってきて怒鳴っていたけど、母は負けずに勉強してたな。


心理士さんに話しながら
そんな母の勉強している姿を思い出した途端、

よくわからないけど、なんかウルウルしてしまってさ。

今も書きながら、涙が出てきてるんだけど。

今の涙は、予想外で戸惑ってる。

私は何に、心が揺れてるんだろう。


母から 女は資格か公務員 という言葉を聞かされて育ってきたけど

今の仕事を、親の言いなりで選んだとは思っていなくて

どの学部に進学するか、どの仕事をしたいか

それは自分で決めてきた という自信がある。


その自分のルーツに、勉強を頑張っていた母の姿があるんじゃないかと
今、気づいたからなのかな。


母からは、マイナスな影響しかもらってこなかったと思ってたけど、
ああ、いい影響もゼロじゃなかったんだな という

ホッとしたような、そんな感じ?


母の良かった面に気づける自分がいてよかった という安堵感かもしれない。


親に対しマイナスな感情を抱くことは悪いことじゃないし、見ないふりする方が心によくないんだけどさ

やっぱりどこか、自分もいい気がしないんだろうね


いやー良い気づきがあったなぁ


次は 今日出た涙のわけを、心理士さんに報告しよ。

今日もよいカウンセリングでした。