わたしたちはみんなムーピーみたいなもんなので

まっすぐとか、パワーがあるとか、正直とか、この1年noteで文章を書き連ねていく中でいただく感想としての形容詞として、そういう言葉をいただくことが多い。これはぜんぜん自分でも意識してなかった。ただ、なんていうかこう、繊細な、詩的な、ポエティックな、あるいはエモいようなものは書けないな、ということだけ、なんとなくわかってきた。

そういう文体への憧憬は変わらずあるけれど、もうそれは生まれついた癖のようなものなのである程度は諦めがついている。諦め、いや違うな、折り合い、だろうか。
30手前のいい大人だけど、わたしはあいかわらず自信がなくて、自信はないけどこれを好きだと言ってくれる人がいるのなら、と、腹は括りつつある。誠実でありたい。せめて、核の部分だけでも。それはある意味では、甘ったれたことかもしれないけれど。

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