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”構造化”をどう解釈するか

特定の業界(私が在籍している業界など)にいると聞き飽きる程浴びせられる用語の1つでもある「構造化」。MBAに通っていても、実務家教授の方などはこの用語を好んで用いる。しかし、この用語は実に奥深い。何しろ、3文字に内包する意味合いの密度が一般的な用語と比べて桁外れに濃い。

その証拠として、「構造化という言葉をどのように定義して使っていますか?」と聞いて即答できるコンサルタントはおそらく多くない。(筆者感想)人によって言葉の示す領域が全然違う。同じFirmにいても、「MECEに考えることだ」という人もいれば、「全体像が分かるようにすることだ」という人もいる。新人の時は「え、なんで皆言うこと違うんだ、そして何をして欲しいのか訳分からん。。。」と思い、脊髄反射的に、「構造化とは具体的に何をするイメージですか?〇〇さんにとっての構造化って何ですか?」と問うていたのが懐かしい。

では?今は?ということで私の意見をメモしたのが本記事。ちなみに、以下は全て世の中では構造化と言われるケースが多い。

  • ツリーで分解

  • 2軸で分類

  • 経営コンセプト(損益分岐点分析等)の使用

  • 概念図(ポンチ絵)で言いたいことを表現

  • フロー図の作成  ・・・などなど

上記に共通することは?という発想で抽象化・言語化すると・・・

「切り分けて把握すること」ですよね。

更に、”戦略的”な構造化は何かと思考を進めると、、、

「意味合いや示唆が抽出できるように切り分けること」
だと思う。

結論、「構造化してね」=「全体を定義して、意味ある切り口で切り分けてみて。その切り口から分かる示唆・仮説もセットでね」という略語だったと解釈できる。

コンサルティング業界とはなんという理不尽な略語を使うのだろうか・・・

おわり

追記)もう少しまじめに知りたい方は以下を参照(とても参考になります)
https://www.jp.kearney.com/careers/working-here/kearneyjapanmagazine/structurization

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