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企業提携戦略と不確実性
先日受けた企業提携戦略の授業にて、「アライアンス戦略やM&A戦略は事業のコア度に応じて方針を定めるべき。事業(および属する業界)の不確実性等で変えるべきではない。」と言われた。
先生曰く、事業のコア度が高いほどM&Aすべきでありコア度が低いなら緩やかなアライアンスが適していると。
この考え方、個人的には違和感しかない。そもそも戦略を検討する際に、外部環境や業界の視点が抜けて、内部環境だけで方針を決めるには無理がある。事業のコア度に絞って提携スタンスを過度に一般化するのは安直な考えだろう。
何年か前にBCGが戦略パレットという理論で、「不確実性と改変可能性に応じて戦略アプローチを変えるべき」と提言していた。その通りで、戦略やアクションは事業が置かれた環境に応じて可変であるべきだと思う。
すこし発想を拡げると、唯一の解法や定型的な思考といった類は人や企業を停滞(もしくは劣化?)させる良い例とも考えられる。
自分の仮説や考えは常に保有・披露しつつ、それでいて固執せず柔軟にアップデートしていく、そんなビジネスパーソンを目指していきたいなぁと改めて感じた一日だった。
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