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漫画の感想

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#志村貴子

おとなになっても(感想2)_自分と他者を赦すこと

「おとなになっても」は講談社の月刊誌Kissで2019~2023年にかけて連載されていた漫画で、作者は志村貴子。 感想を2つに分けたので、これまでの感想はこちら。 以下、ネタバレを含む感想などを。 自分の気持ちに向き合い、対話を重ねる綾乃綾乃と朱里の出会いは互いにとって運命的だったとはいえ、35歳という年齢的なことや社会的な様々なしがらみを考えたら、その関係はいつ終わったとしてもおかしくなかった。 二人が一緒になるための障壁は独身で同性愛者の自覚がある朱里の側にほぼ無くて、

おとなになっても(感想1)_不倫と真剣に向き合うこと

「おとなになっても」は講談社の月刊誌Kissで2019~2023年にかけて連載されていた漫画で、作者は志村貴子。 志村貴子作品について『敷居の住人』の頃から読み続けており、コマを省略することで読み返してから気付くような言語化しづらい複雑な感情を読者に想像させる余地を残してくれるところが好き。 以下、ネタバレを含む感想などを。 周囲を巻き込み、恋愛をする大人たちきっかけは小学校教師をしている大久保綾乃が仕事帰りに立ち寄ったダイニングバーでお酒を飲んでいると、隣のカウンター席に