はじめてのユースホステル@バース
今回の目的地は、バースとソールズベリー。イギリス留学中、外泊をはじめてしたところだ。
(これまでの経緯はこちら↓)
外泊するといっても学生の身。お金に余裕がないので、できれば安い宿に泊まりたい。
「それならユースホステルがおすすめだよ」ということで、バースではユースホステルに泊まった。特にバースはユースホステルの中でも設備等が充実していた覚えがある。
ユースホステル(Youth Hostel)とは
youth hostelとは、Youth(若者)、Hospitality(ホスピタリティー) 、Hotel(ホテル)の言葉を合わせた造語らしい。
その名前から察する通り、元は青少年少女の旅に安全かつ安価な宿泊場所を提供しようという主旨があるようだ。ドイツで始まったとのこと。
手ごろな価額や共同キッチンで調理できるなど、若い旅行者やバックパッカー向けに特化された安宿という認識でよいと思う。私が旅をする際に重宝した宿であることには間違いない。
YHAの会員
ユースホテルの特徴としてまず、会員(メンバーシップ)がある。
会員にならなくても宿泊することは可能だが、会員になることで宿泊料金の割引や特典を受けることができる。割引額も予約日にもよるが10%~25%OFFとなる。
私はバースへと出発する前に友達に勧められ、YHA(Youth Hostels Association)のメンバーシップになった。
YHAはイギリスのユースホステル協会だ。イギリスのユースホステルは充実していて主要な観光地には、ほぼほぼユースホステルがある。
私もイギリスを旅する際は、ほとんどユースホステルを使ったほどだ。
またユースホステルは世界中に様々な国にある。国際ユースホステル連盟(Hostelling International)というものがあり、YHAの会員になれば、各国のユースホステルも会員割引などの恩恵を受けることができる。
ちなみに日本にもユースホステル協会があります。
手ごろな宿泊代・簡単予約
ユースホステルの特徴としてまず第一に挙げられるのが、手ごろな価額で宿泊できることだ。更にネットから簡単に予約できる。
価額は宿にもよるが、概ね3000円といったところだ。もちろん宿の設備や物価、為替にもよるが500円~1000円も期待できる。(部屋のタイプは後述)
当時、スマホが無かった時代でもパソコンから簡単に予約していた覚えがある。バウチャー(予約の証明書)を印刷して、当日、宿に向かえばいいだけだった。おそらく、今はスマホでもっと簡単だろう。
またYHAのホームページから各国のユースホステルの予約もできた。後にヨーロッパや北アフリカをバックパッカーで巡った際も、ユースホステルが有る場所は積極的に使っていた。
https://www.yha.org.uk/places-to-stay/hostelling-international
食事(自炊もできる)
ユースホステルでは、共同のキッチンが備えられていて、自炊できる。これが予算を抑えられる、もう一つの利点だ。
特に私はイギリスに行ってから日本の食事が食べたくて仕方がなかった。ホームステイ先では調理させてもらえなかったので、ユースホステル滞在時が、日本食(もどき)を作れる絶好の機会だった。
といっても、炊飯器などはないので、簡単に作れるお好み焼きをよく作っていた。もちろんお好みソースもないので、ブラウンソースとケチャップやマヨネーズなど、現地にある調味料を混ぜて工夫していた。
ユースホステルの冷蔵庫には、余った調味料や食材などが置いてあることがある。「ご自由にお使いください」とメモがはってあったりするので、遠慮なく使わせてもらった。
ちなみに宿も食事の提供はしているので、自炊できなくても問題はない。私の場合、自炊しない時は現地の飲食店に行っていたが。
https://www.yha.org.uk/food-drink
そういえば、驚いた事にバースではビールも売っていた。サーバーから注いでくれる本格的なビールで、ちょっとしたイングリッシュパブだった。
共同スペース(ドミトリー・トイレ・バスルーム)
ユースホステルでは共同スペースが多い。つまり、宿泊も基本ドミトリーと呼ばれる一部屋に複数のベッドが並んでいる部屋が多いのだ。
上記であげたキッチンも共同、そしてトイレやバスルームも基本的に共同利用だ。
もちろん、個室もあるが、数はそれほど多くない。また当然のことながら、割高である。
もし個室を取りたいのであれば、ユースホステルにこだわらなくても、他の安い宿と価額を見比べることをおすすめする。
海外では、宿泊施設は一部屋に対して価額が設定されている事が多い。一人で泊まっても一室の値段となる。二人で泊まっても一室の値段となる。日本のように一人増えたら高くなるということはない。
要するに複数で旅する場合は、複数で一部屋に宿泊したほうが安い場合があるということだ。一部屋に何人宿泊できるかにもよるが。
交流の場
しかし、共同スペースにも利点がある。それは宿泊者同士のコミュニケーション、交流の場ともなるのだ。
多くの場合、異なる国から来た旅行者が出会い、情報や経験を共有する場となっている。
他者の旅の経験談や穴場スポットなど、結構、話に花が咲く。バースにいた時は初めてだったので、誰かと話すことに躊躇していたが、慣れればどうってことはない!
今のバースのユースホステル。調べてみたら昔より更に綺麗になっていてびっくりしました。当時でも思いのほか施設も充実していた記憶があったのですが、更にグレードアップしている感じです。
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