つるバラの剪定

春が待ち遠しい植物の１つに、バラがあります。
私はもともと、主張が激しく、派手な色をしたお花はそんなに好みではないため、バラななんとなく敬遠していたのですが、無数にある品種の中で、好みの色、形、香りなどがあり、今では好きな植物の１つになっています。

何より、冬の剪定で大きく手をかければかけるほど、咲いた時の喜びは計り知れません。

写真はつるバラの’ランブリングレクター’
毎年たくさんの房咲（ふさざき）の花を咲かせてくれます。

地面と平行になる枝を増やすため、S字に誘引していきます。また、アーチに限らずですが、構造物の外側に枝を出します。内側に入り込んでしまうと、どうにも手が入らず、管理が大変になるからです。

枝を切る位置も適当ではなく、芽の方向を見て、外側に伸びるように、またほかの枝と絡まないように切っていきます。

そうして咲いたのがこの写真です。
この姿を見たときは、しばらくここを動けませんでした。
手をかけた植物が応えてくれた時の喜びは、何物にも代えられません。

この写真は2年前のものです。
今年の剪定は後輩に任せました。自ら剪定できなかった寂しさもあるのですが、春にどう咲くのか、また違った楽しみが待っています。