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誕生日の奇跡と誕生日が同じ日の大物

誕生日にこちらに引っ越してきて3日経ちました。

今年は月食という、珍しい現象をプレゼントとしていただいたわけですが。

今から2年+3日前。

忘れがたい誕生日をスペインで迎えました。

海外で、と言うよりも、誕生日を自宅以外で迎えたのは多分初めて。

丁度その時は演奏旅行中で(演奏旅行自体も初めて)たまたま誕生日はマドリードに滞在していて。

それも運命だった(大袈裟ですが)かも。

だったら行くでしょう、やっぱりプラド美術館へ。

プラド美術館は実は2回目でした。最初の時は、添乗員付きの団体観光旅行ではつきものの、「○時に集合場所に戻ってきてください」的な全く時間がない”あれ”。

帰ってきてから好きになったボスの『快楽の園』が実は展示してあって、行ったのに見ていなかったことを頗る後悔しました。一生の不覚と言うべき大失態…

だから、この2年前の旅行が決まったときには、今度は絶対に行ってやる!と決意しましたし、演奏旅行だと言うのに、そこをメインにおいていました。

話が逸れました。

タイトルの『大物』

実はプラド美術館のことです。

何と!プラド美術館と同じ誕生日でした。

それも2年前のその日は、200周年記念日。
ぴったり200年目の日ですよ!もうびっくりです。

入館料は無料!(喜び所はそこではない(苦笑))
テレビ局も撮影に来るほど大事件。

たまたまその日スペイン旅行中で、たまたまマドリードにいて、美術館へ行く機会に恵まれたという奇跡。

実はその日の朝、コーディネーターさんに「今日は入館料が無料で大変混雑すると思いますので、団体で観に行くのは中止」と言われた時には目の前が真っ暗になりました。

一人でも行きたい!と思ったけれど、大都市での単独行動は禁止されていましたので、泣く泣く諦め別の美術館へ数名と向かおうとしていたところ、途中でプラド美術館の前を通りかかり、思ったほど人が並んでいないことを発見。行こう!となって。

それも奇跡でした。
諦めないで良かった。

たった20分ほどの滞在でしたが、真っ先に一番観たかった画の前へ。

涙物の大感動でした。

しかも、入館直後でしたので他に人もおらず。贅沢なことに画を独り占めすることが出来ました。

お土産を買うことも諦め。

只々画を穴のあくほど鑑賞してきました。

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これはプラドさんからのサプライズプレゼント。

特別チケットとバッジ。

この日行くことが出来なければもらうことが出来なかった、買うことができるお土産よりも、余ほど意味がある誕生日プレゼントとなりました。

プラドさんとは何歳違いなのか(笑)

私の年がキリ番ではなかったのが残念でした。



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