衣替えって変な時間にはじめてしまうよね
すっかり秋でござーますね。気持ちが滅入っていたので何も書けませんでした。いや、本当は何回も書いてたんだけどすきな文章にならなくて消した。美しくないものは要らないでしょ、うんざりだもんね。
涼しくなって服に困るので衣替えをした。よっ去年ぶり、な服たちを引っ張りだす。クローゼットにニットを並べると一気に冬感が増す。今年ももう二ヶ月くらいらしい。去年の今頃は大阪にいた。今年の冬は寒い気がする。首がこるのでパソコンスタンドを導入してみた。いい感じでうれしい。
お仕事的には、リハーサルとたまに撮影な日々。稽古場や劇場や撮影現場に通う日々がすきだ。新しく出会う人も新しく出会う作品もワクワクする。芝居がすき。創作がすき。自分の仕事がすき。自分の仕事がすきで、一生懸命な人がすき。
今は割とゆっくりできていて、再来週からもうひとつ仕事がはじまるのでその準備をしたりしつつ。仕事がない日はどこにも行かず家でいろんなものを観たり聞いたりして過ごしてる。
途中で止まってた『ヴァニタスの手記』やっと見て、『SPY×FAMILY』の続き読んで、『推しの子』と『左ききのエレン』一気に読んで、映画みたり、読みかけだった本を読んだり。舞台も何本か観に行けてる。いろんな人の素晴らしい才能が、見て聞いて触れられる創作物になって、そのどれもが栄養。ありがたやありがたや。
昔から観るより読むが向いていて、ドラマの一気見は疲れてできないけど、漫画や本は一気に読んでしまう。中断されるのが嫌で移動中はあんまり読まないし、できれば完結してる作品がいい。
終わりを見届けたかったけど、ここが終わりならしかたない。これまでのこと、ひとつひとつ覚えてないけど、後悔はひとつもしてない。過去には何もない。全部未来にしかない。あの頃に戻りたいなんか思ったら、今の私がかわいそうだ。死んでも言わないし、戻りたい過去なんかない。
川の側の大きな桜がとても気に入っていた。駅までの道が春先になると本当に綺麗だった。桜はすぐ散っていった。酔っているのか、ふらふらと川辺を歩く人がいる。いろんな人に嫌そうな顔されながらどんどん追い越されてゆく。どう見たって悲しそうなのに、血が出てないから誰にもわからない。
川の近くにベンチがあって、悲しい日や嬉しい日に、近くのコンビニで一本買ってひとりで飲むのがすきだった。川はいつも川で、ベンチはソファにはならないで、私の一喜一憂にだからなんやねんというスタンスなのがすきだった。
一度、そのベンチで泣いてたら見知らぬ青年に話しかけられた。一本一緒に飲んでくれた。今から7km歩くというから、やばーがんばれーといったら、お姉さんもがんばれと言われた。私の家はここから200mだといったら、俺よりお姉さんのほうが大変そうだと言われた。今から7km歩く奴に、がんばれと言われた日もあった。
ちかくの居酒屋さんとホルモン焼き屋とパン屋さんはとても美味しくて、友達があそびに来たら連れて行きたい。駅近くの八百屋は安くて野菜が大きくて、朝から晩まで社長が店頭に立っていて、いつ休んでいるのか心配になった。インドカレー屋のお母さんは顔を覚えてくれてて、夜中まで開いてる唯一のラーメン屋は美味しいけど酎ハイをぼったくる。駅前のオリジン弁当は駆け込み寺。自家焙煎のコーヒー屋さん、手作りクッキーが美味しい。
ひとりじゃできないことばかりなのに、ひとりでいるのが向いている。自分以外の人がすきなのに、すきになるほどうまくいかない。うまくできないんだったら、しないほうがいい。もっと向いてる人がやればいい。すきな人には笑っててほしい。笑わせるのが私じゃなくても、一緒に笑えなくても、そんなことどうだっていい。笑っててくれるならそれでいい。
いつも読んでくださりありがとうございます。 サポートしていただけたらとってもとってもうれしいです。 個別でお礼のご連絡をさせていただきます。 このnoteは、覗いて見ていいスカートの中です。