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ふつうのしあわせ

なにもかもが間に合ってなくて、無理したいけどちょっとヘトヘト。ごめんなさい。人間、適度に休まないとだめだなあ。

出演舞台『遥かな町へ』が無事終演いたしました。ひとまず終わったことにホッとしている。ほんと。集中稽古がはじまってから本番を迎えるまでも、本番を迎えてからも、なぜか常にバタバタで毎日ひーひー言ってた気がする。でもなんとかかんとか、無事終わりました。気が抜けちゃって腑抜けです。ご来場くださった方、ほんとーにありがとう。

舞台『遥かな町へ』、たのしくて刺激的な現場でございました。また別でちゃんと書くね。

一息つきたいけど、来月からはじまる『ALICE IN THE NIGHT MYSTERY CIRCUS』の準備をしないといけないし、何件か入ってるオーディションや撮影のこと、自分の制作物のこと、私的なこと、やんなきゃいけないこととやりたいことで気持ちが休まるタイミングがない。みんな同じ一日なのに、どうしてこういっぱいいっぱいなんだろう。いつになったらちゃんとできるんだろうねぇ。一生できなそう。

幸せの形は人それぞれで、そのうえ「普通の」なんてついてしまうと、もうなんのこっちゃわからなくなる。とはいえ、芸ごととは無縁のとても一般的な家庭に育った人間ですので、それなりに幸せとゆうものに興味があったりする。

刹那主義じゃないし、破滅願望はこれっぽっちもない。今は仕事をがんばりたいけど、やってる仕事がちょっと特殊なだけで、私の感性はおそらくとても平凡だから、できることなら私もいつか普通の幸せとやらがほしい。

それはおいしいコーヒーを飲むことだったり、手間のかかる料理を作って食べることだったり、一日一話ずつ見るドラマだったり、M-1を見て泣くことだったり、夏の甲子園を追っかけることだったり、ゲームを夜更かししてやることだったり、季節の移り変わりを感じることだったり、投票に行くことだったり、するのかもしれない。一人でもいいはずなのに、誰かとだったらもっといいと思ってしまうのは私が平凡な証拠なのでしょう。

冷静に考えれば考えるほど、特別なことばかりが起こる。毎日食べたいのはお米とお味噌汁なのだけど。なんだぁそんなことかと思うようなことが普通の幸せなんだとしたら、普通の幸せはとんでもなく普通じゃない。私の日常はいつもちょっと頑張っていないと成立しない。それを望んでいるのだからなんの問題もないはずなのに、ないものねだりってやつですな。

この世のすべての物語はラブストーリーなのだと思う。どんな悲劇も愛してるがひっくり返っただけだし、恋愛だけが愛じゃありませんものね。

すきなものやすきなひとは、誰になんと言われてもすきでいなきゃだめだ。いいよそれで。バカにはわからないんだから。

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