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【最新号紹介】治療10月号 すべてのがん患者をみる人のための がんサポーティブケア

こんにちは。南山堂「治療」編集部のkgです。
最近はすっかり秋めいてきました。「勉強の秋」「食欲の秋」「スポーツの秋」など「〇〇の秋」とよくいいます。皆さまはどの様な秋をお過ごしになるご予定でしょうか。私はやはり「食欲の秋」をメインに据えながら自己研鑽も怠らず。。。いろいろと頑張っていこうと思う次第でおります。
そんな私からの提案ですが、
10月は「がんサポーティブケアを学ぶ秋」としてみてはいかがでしょうか?

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まず、ご覧頂きたいのが表紙のビビットなピンク色です!
表紙をこの色にした理由は、編集幹事の廣橋先生の項目(p1206~1209)に書かれていますので、ぜひご覧くださいませ。
「治療」でがん領域を取り上げるのは2015年10月号の「がんサバイバーシップ」依頼となります。
6年ぶりのがん領域特集ということで、気合をいれてボリュームマシマシでお届けいたします!!!

特集の目次

「がんサポーティブケアと緩和ケア」
PINK 勉強会と新進気鋭の緩和ケア医への期待 廣橋 猛

■がん薬物療法に伴う苦痛
殺細胞性抗腫瘍薬による有害事象をどう治療するか 鈴木尚樹
分子標的治療薬による有害事象をどう治療するか 齋藤亜由美 他
免疫チェックポイント阻害薬による有害事象をどう治療するか  西村瑠美 他

■がんによる身体的な苦痛の緩和
「がん性疼痛の治療」鎮痛薬の導入をどうするか 田中幸介 他
「がん性疼痛の治療」難治性疼痛の治療をどうするか 鳴海 茜 他
「呼吸困難の治療」薬をどう使い分けるか 青山菜美子
「消化器症状の治療」嘔気嘔吐・便秘・下痢に薬をどう使うか 杉本侑孝
「食べられないことへの治療」がん悪液質や食欲不振に薬でできること 
 下田由季子 他
「水分貯留に対する治療」胸水・腹水・浮腫にできること 井上裕次郎
「皮膚に出てきた腫瘍に対する治療」出血や悪臭にできること  竹田雄馬 他
「口腔に関する問題への治療」口渇の訴えにできること 横山和樹 他
「オンコロジー・エマージェンシーに対する治療」高カルシウム血症などを見逃さない 廣橋 猛

■がん患者の精神的な苦痛の緩和
「不眠,不安,抑うつの治療」非精神科医が向精神薬をどう使うか
 五十嵐江美
「せん妄の治療」せん妄を生じにくい薬剤調整と抗精神病薬の使用
 佐久間 篤
「抗精神病薬の副作用」せん妄との鑑別と薬剤調整 田坂有香

■死期が迫っているときの治療
「死前喘鳴の治療」ゴロゴロをどこまで治療するか 樋口雅樹
「亡くなる前の点滴をどうするか」点滴の量とコミュニケーションの工夫 伊藤圭一郎 他
「苦痛緩和のための鎮静」鎮静の導入と鎮静薬の選択 山本英一郎

現場のリアルながんサポーティブケアが伝わる!

がん領域を学ぶときに、数多くの成書やマニュアルを参考にされると思います。がんの非専門医ががん領域を学ぶときに大切なことは「非専門医に向けて書かれていること」「最新の情報であること」そして「実際の診療で使える情報であること」ではないでしょうか。
今回の特集では、編集幹事の廣橋 猛先生のもと、新進気鋭の現場で日々奮闘している緩和ケア医の先生方を中心に、若手の医師の先生に集っていただき、プライマリ・ケア医向けにがんサポーティブケアを解説していただいています。上記の3点をすべておさえた内容になっています。

がん周辺症状・副作用のあらゆる問題にアプローチ!

目次をご覧いただければおわかりになるかと思いますが、各種がん治療薬への対処から、各副作用や精神症状への対応、そしてがん終末期の治療まで幅広い内容を丁寧に実践的に解説していただいています。
各項目を余すところなく収載していますので、知りたい部分から読み始めるのもオススメです。

各先生の「最も伝えたいメッセージ」が熱い!

本特集では各項目のはじめに「最も筆者が伝えたいメッセージ」というコーナーを設けています。各先生の熱いメッセージだけでも読む価値があると思いますので、ぜひご一読ください。さらに項目の最後にも「専門医のつぶやき」という現場で奮闘されている先生の本音を語るコーナーもありますので、そちらもご覧いただければ幸いです。

これを機会にがんサポーティブケアの知識のアップデートをしてみてはいかがでしょうか。治療10月号をお手にとっていただき、「がんサポーティブケアの秋」をお過ごしくださいませ!

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なお、巻頭カラー連載として67回掲載しておりました浜田康次先生の「お薬ランキング」が今月号で最終回となります。頻用薬のランキングを紹介し、各種薬剤の特徴を簡潔に説明していただき、大変好評の連載でした。
「治療」では連載が終わってしまうのですが、浜田先生の連載は南山堂のRp+(レシピプラス)にて「ハマゾン.co.jp」というコーナーで続いています。魅力的な書籍紹介の連載になっておりますので、ぜひそちらもご覧くださいませ!

文責:「治療」編集部kg

前号の紹介記事はこちら

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