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阿片王―満州の夜と霧/佐野眞一

ベトナムに居るときに読んだのでだいぶ前のことなんだけど... (ベトナムでは日本の本が手に入らないので絶対に自分では手に取らないような本が友達から回ってくるのだけど、それってとっても自分にとって良いことだったと今は思う)。

この中に出てくる企業で働いていたもので、だからこの会社こんなに力を持っているのか!! ということもわかったし、自称秘書の方が通う病院っていうのが、私の通院している病院だったりしたのでその描写がやたらリアルだったり、そんなふうに自分とずいぶんつながるところがあったので印象的でした。

この里見甫という人は表舞台に出てこないので、この本を読むまでこの人のことは知らなかった。
魔都・上海を生き抜いてきたたくましさがすごい。
中国語がぺらぺらだったそうで、それうらやましい。

佐野眞一さんの文章はとても読みやすかった。

  • 2010年09月24日 18:13

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