探鳥会レポート<N湖編>2/2話 2023年1月 中止でも楽しくプチ探鳥会
先日、ニコ支部T分会主催の探鳥会に参加しようとしたところ、現地で中止だと言われました。
集合場所はN湖でした。
私の他に中止だとは知らずに来てしまったのはYさんというベテランのご婦人でした。
その方に誘われて、一緒にプチ探鳥会をしてきました。
Yさんは私よりも耳のいい方でした。
ふと立ち止まって耳を澄ませます。
「この声は、エナガ」
私も立ち止まります。
聴力が生まれつき弱い私には、よく耳を澄ませれば聞こえるかもしれないくらいです。
「耳を澄ませて鳴き声を聞けば、居場所の方向が分かるから」
そうアドバイスをいただきました。
こればかりは正直、自信が無いけれども……。
私が鳥が好みそうな木の実を気にしていたので
「うちの庭にもいろんな木が植えてあるよ」
そう言って、鳥がよく食べる木の実を教えてくれました。
コムラサキはジョウビタキが食べるとか、エサがなくなるとヒヨドリがピラカンサを食べに来るなど、いろいろ参考になる話が聞けました。
N湖では、あまり鳥は出てこなかったのですが、エナガの群れが3回も出てきてくれて楽しませてくれました。
Yさんの話は、海外へ鳥を見に行った話、趣味サークルでパッチワークをしていた話などで、私は楽しく聞きました。
ぐるっと湖を回って、私の車の前まで来ました。
Yさんは
「やだ、私ったらひとりでしゃべってばかりで」
と、恐縮したように言いましたが
「そんなことないんですよ」
「いろいろ聞いていて楽しかったです」
別れる前にYさんは私の名前をもう一回聞いてくれました。
そのことがかなり嬉しかったです。
考えてみると、探鳥会で知り合いになった人、第1号です。
幸先が良さそうなお正月となりました。
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