鳥見散歩<W遊水池編>1/3 池の周りで鳥見
先日、鳥見仲間で茶飲み友達のモカさんとW遊水池に行きました。
開門前に着いたのですがゲートが開いていて、中に入れそうでした。
中は広いので、ゲートを少しずつ開けるのではないかと話ながら先へと進んだところ、駐車場へのゲートも開いていて、すでに車がたくさん停まっていました。
開門時間前なのに。
駐車場に車を停めて、準備を始めました。
モカさんが近くにいた人に聞くと、ベニマシコという鳥が来ていて、その方はもうたくさん撮ったのだそうです。
私とモカさんも教えてもらった木を見上げたのですが、特になにもいませんでした。
取りあえず私たちは園内案内所へ。
ここでは最近の鳥情報が確認できるのですが、ホワイトボードの日付を見たら5日ほど前のものでした。
スタッフが声をかけてくれて
「今ならコミミズクがいますよ」
「先日までホオジロガモのメスがこの辺りに来ていました」
そんな事を教えてくれました。
ホオジロガモを見たことがなかったのと、メスではさらに特徴がなくて分かりにくいだろうと考え、ここで鳥類図鑑を借りました。
私とモカさんとスタッフと、3人でホオジロガモのページを開き、メスの特徴を頭にたたき込みました。
お礼を言って図鑑を戻しました。
私たちはまず大きな池の方を回ることにしました。
さっそく見付けたのはミコアイサというパンダ模様の水鳥でした。
近くにはカンムリカイツブリがいました。
カンムリが目立たないのでしばらく観察していたのですが、体が大きいので、カンムリカイツブリでいいだろうと判断しました。
W遊水池は池の真ん中にY字の通路があります。
その真ん中に鳥見台という、床を貼った野鳥観察用の台があります。
小窓があいた壁があって、鳥を驚かさずに観察できるのです。
モカさんが不意に言いました。
「いた、カワセミ」
「え、まさか」
モカさんが教えてくれた方角にはカワセミがいて、ちょこんと枝に乗っているのでした。
まさかの。
W遊水池では、カワセミは「運が良ければ会えるかも」くらい、なかなか会えない鳥です。
小窓を渡り歩いて、どの窓からよく見えるか見ていたら、スコープ持参のおじさんがやってきて、カワセミに焦点を合わせ始めました。
「こちらの窓からが一番よく見えますよ」
そう言って場所を譲ったら、おじさんはお礼にスコープをのぞかせてくれました。
カワセミを大きく見られてラッキーでした。
スコープ持参の人が鳥見台にもうひとりいて
「こちらにはコウノトリがいますよ」
と、声をかけてくれました。
「え、コウノトリ!?」
覗かせて貰ったところ、遠くの浮島の草の中から頭を出しているのは間違いなくコウノトリでした。
「よく気が付きましたねー!」
スコープ持参のおじさんに場所を気前よく譲ったのが、思いがけなくコウノトリまで教えてもらえたりして、なんだかとてもいいひとときでした。
2につづく。
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